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大きな窓は亀ヶ池をひとり占めできそうです、盛岡市内丸、六月の鹿。

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2月盛岡。
冬本番の時期のことです。
この日は桜山界隈を歩いていました。
じゃじゃ麺のお店、白龍(パイロン)は
相変わらず列を作っていました。
その脇を通って、
夜の本番を待つお店たちが両脇に並ぶ
昼の桜山を歩きます。
このひっそりとした感じ。
「千と千尋の神隠し」で
千尋が迷い込んだ商店街の昼の雰囲気に
ちょっと似ています。
夜の本番を迎えるまで
静かに眠っている感じに似ています。
停止ではなく、
どこか動いている感じはあるけれど、
動いていない。
夜の余韻みたいなものかもしれません。
そのようなものが
ゆっくりと空間に漂っているように感じます。


IMGP9158.jpg



そんな独特の桜山空間の中でも
お昼にお店をやっているところはたくさんあります。

『六月の鹿』
ひさしぶりの行くことができました。
日曜日はお休みですので、
今の私の仕事状況ですと
なかなか行けなかったのです。


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ネルドリップで淹れてくれるコーヒーのお店。
私はこのお店のコーヒー豆が好きです。
このお店に行くと必ず買って帰ります。
ときには、コーヒー豆だけを買いに行くこともあります。

このお店のコーヒー豆を
家に持ち帰って、
豆を挽く前に
豆の音を聞くのが好きです。
コーヒー豆をすくって、
元の袋の中にサラサラと落とします。
豆たちがぶつかる音を聞くのが好きなんです。
高い音がします。
たぶん、水分量が少ないのでしょう。
それは焙煎前の豆たちが
寝かされているからなのか
焙煎の過程でそうなるのかはわかりません。

なんて書いたらいいのかわからないですが、
キラキラした音がします。
私はいつも、この音を確認してから
豆を挽くことにしています。


この日は、
窓際の席に座りました。
まだ座ったことがなかったのです。

大きな窓。
このお店の大きな特徴のひとつです。
入り口側と亀ヶ池側に大きな窓があります。
本棚にも窓に関する本があったりして
お店のひとのこだわりが伝わってきます。

二人用のテーブルです。
壁側を背に座ります。
その席の椅子だけは背もたれのない椅子でした。
窓から入ってくる光は
読書には最適の場所です。

この席に座って初めて知ることがあります。
窓の外からの視線が気になるのではないだろうか、
と思っていたのですが、
壁側を背に座る席ですと気になりませんでした。
座っているところは
背中側だけでなく、左側も壁で
窓が始まるのはテーブルのあたりからです。
ですから、外からの視線は気になりません。

この大きな窓は、
額の役割をしているようです。
借景を楽しむことができます。

それは、この席に座って初めてわかります。
正面からではわからない風景があります。
壁際を背に座って初めて見える風景があります。

この大きな窓は
亀ヶ池の奥まで見ることができるのです。
そのように
窓と、
この席が、
その景色を見せるのです。

亀ヶ池は桜のきれいなところです。
水場の桜は温度が他の場所よりも低いですので、
桜をより長く見られます。

私は亀ヶ池の春を想像します。
そして、この席から見える春を想像します。

この場所は、
亀ヶ池の桜をゆっくりと見ることのできる
特等席です。

私はその季節になったならば、
また来て、この席に座ろうと思っています。
予約を入れたいくらいです。
モンタンの2階ベランダから見る
亀ヶ池の桜もきれいですが、
この席で見る桜は
ひとり占めしたような気持ちになるかもしれません。

そんな決意をこっそりとしながら、
注文したのは確か「キリマンジャロ スノートップ」
だったような気がします。
(記憶があいまいで、すいません。
豆、違っていたら申し訳ございません。)

そのコーヒーといっしょに
ドライフルーツとくるみを使ったケーキをいただきました。
黒いお皿に切られたパウンドケーキ。
端には、なめらかな曲線の
ふんわりとした生クリームが添えられます。

この風景がまた楽しめます。
ちょっときらきらしたような、
夜の空に星があるようなお皿です。
そこに純白でふわりとやわらかいクリームと
パウンドケーキが横たわっています。

ドライフルーツは洋酒につけられているようで
食べてみると、おとなの味です。
くるみの食感といっしょに食べます。
そえられたクリームは
口の中に入れると消えてしまうほど
やわらかいです。

注文したあとに
店主がカッカッカッと泡だてする音が
聞こえていたのですが、
あの音から
こんなにもやわらかい存在が
生まれてくるのですね。

店内はいつのまにか満席になっていました。
お店に入れない人もいました。
私は食べ終わり、飲み終わると、
コーヒー豆を買ってお店を出ました。

あの大きな窓の内側には
桜山の世界とは
別の世界があります。
その世界から亀ヶ池の桜をぜひ見てみたいです。

ごちそうさまでした。


『六月の鹿』関連記事
  • 温度高めでバランス、盛岡市内丸、六月の鹿:「ドミニカ」。
  • 雰囲気が似ているマンデリン、盛岡市内丸、六月の鹿:「ブラジル ブルボン」「スマトラ マンデリン」。


  • 六月の鹿
    盛岡市内丸5-5
    019-654-1671
    11:00~20:00(L.O19:30)
    定休日:日曜日、最終月曜日
    http://6gatsunoshika.blog109.fc2.com


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    岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

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