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岩手の雪を感じてみてください、盛岡市中ノ橋通(もりおか啄木・賢治青春館)、佐々木一郎展。

IMGP9084.jpg


雪のある今の季節だから、
見ておきたい、と思いました。


2月の日曜日。
この日はもりおか雪あかり
あった日だったのですが、
その前に見ておきたい絵がありました。


IMGP9086.jpg


場所は、もりおか啄木・賢治青春館です。
明治43年に完成した
旧第九十銀行を
保存活用した建物で、
明治を感じることができます。


初めて入ったのですが、
一番印象的な場所は、
階段です。
ここまで存在感を強く感じた階段というのは
初めてかもしれません。
U字型に上る階段の
手すりの存在感がすごいです。
その手すりを見て、
その大きさを見て、
手に触れながら、
上っていきます。
階段の大きな窓も素敵ですし、
赤絨毯、白い壁もいいのですが、
やはり、主役は手すりのような気がします。
深い飴色をした、アンティーク色、
存在感のある太い手すり、
なめらかに上っていく姿、
曲線が好きです。
大きいのに、器用で繊細さをもつ人のような、
そんな存在を感じてしまいます。
私は階段を上り終えても
なごりおしそうに
階段の手すりが白い壁に到達する姿を見ていました。


IMGP9085.jpg


もりおか啄木・賢治青春館では
3月24日まで
佐々木一郎展~岩手の雪に魅せられて~
が行われています。
入場料は無料です。


ほとんどが雪のある風景の絵で
しかも、盛岡の町並みもあり、
雪の風景が好きな私は
雪のある盛岡で
この絵が見られるのは
楽しみにしておりました。


2階の展示室へ向かうと
数名の年配の方々が
ゆっくりと岩手の雪を見ていました。


盛岡の町並みよりも、
山の風景が多く展示されています。
松尾鉱山の長屋の真上から見た姿が
素敵です。
夕暮れ時なのですが、
長屋の屋根に積もった雪、
舗装なんてされていない
黄土色の土の道、
その道を歩く数人の人、
その人の夕暮れの影、
その道の曲線が
この絵をやわらかい印象にしているように感じ、
たぶん、人々は家路に帰るところなのでしょうが、
一日の終わりが
なんとも哀愁を感じつつも、
今日も一日が終わったと、
安堵感みたいなものを感じます。
松尾鉱山は八幡平ですから、
盛岡よりも寒いでしょう。
その寒さの続く場所で、
温かさの待つ家に帰る姿。
屋根の雪の白から
静かさや落ち着き、
自然の寒さだったり、
やわらかさ、純粋など、
きびしい環境だけれども、
あたたかさを感じてしまうのは、
雪の風景が好きだからでしょうか。
いろいろと心が反応して感じてしまう絵です。
心がこの絵と
無言で会話したがるような感じです。


盛岡の町並みの絵は、
中津川沿いの絵です。
下の橋や中の橋付近の絵があって、
雪のある盛岡の町並みを見ることができ、
今の風景とは違う盛岡を見ることができます。
その姿を焼きつけて、
中津川沿いを歩きたくなります。
その絵が描かれた道を歩くもいいですし、
その絵と同じ視点側で
絵と比べながら歩くのもいいです。
やはり、中津川沿いって魅力的ですよね。
あの中津川のあるおかげで
生まれる空間が私は好きです。


どの絵を見ても共通することがあります。
空が青空ではないです。
夕暮れのような空もあるのですが、
だいたいは、曇り空のように描かれています。
わざと曇り空のようにしたのか、
青空をそのように表現したのかは、
私はわかりませんが、
ちょっと暗い空です。
雪が主役だからでしょうか。
青空にしてしまうと、
そちらが勝ってしまうような気もします。
目立ってしまうからなのでしょうか。


雪は白くないです。
灰色や青色を使っています。
紅葉のある風景には(夕暮れだったでしょうか・・・)
紅葉の色をちょっとつかっているようです。


真っ白な雪よりも
ちょっと灰色が入った雪のほうが
私もなにか馴染みがあります。
だから、私はこの雪には
どこか共感できるんです。
もちろん、昼間の太陽が
雪を照らして
きらきらと輝く姿も知っています。
月明かりをやさしく受け止めて
底からやわらかく照らす姿も知っています。
けれど、灰色の雪もあります。
影があったり、汚れたり、というのもあるでしょうが、
私は別なものを感じます。
人生や生活に似たようものを勝手に感じてしまいます。


雪って青いんです。
雪を掘ってみると
その透き通る青さを確認できる場合があります。
やさしく、きれいで、透明感のある青です。
絵の中にある青とは違うかもしれませんが、
雪はいろいろな姿を持っています。


IMGP9090.jpg


3月24日までやっておりますし、
入場無料ですので、
また、ふらりと見てきたいと思っています。
今回とは違った感じ方ができるかもしれません。


確かに、雪は大変です。
けれど、魅力もたくさんあります。
岩手の雪、感じてみてください。


もりおか啄木・賢治青春館
盛岡市中ノ橋通1-1-25
019-604-8900
10:00-18:00(入館17:30まで)
http://www.odette.or.jp/seishunkan/

佐々木一郎展~岩手の雪に魅せられて~
会期:2013(平成25)年1月16日(水)~3月24日(日)
2/12(火),3/12(火)は休館
2階展示ホール
入場料無料

グーグルマップ:籠り部屋からの拾い価値


あとがき
けれど、ほんとうに雪、
大変なことになっていますね。
盛岡だとまだ積雪は少ないほうなんでしょう。
奥羽山脈のおかげです。
ほんとに。
みんなは、春が待ち遠しでしょうけれど、
私は春を迎えると
雪の白さを感じることができなくなって
ちょっと寂しさを感じます。
1年の3分の1は雪といっしょなんです。
そんな存在がいなくなってしまうなんて。
もちろん、春も好きですけれどね。

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岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

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