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ベルサイユの森にもうひとつの社会、ゲオ(レンタル)、「ベルサイユの子」。

DVDレンタル備忘録。
今回の観たのは



IMGP8281.jpg
ベルサイユの子
2008年フランスの映画。

フランス映画。
これは好き嫌いがはっきりするジャンルだと個人的には思っている。
純文学のような映画が多いからだ。
ストーリーよりも
いかに内面を表現するか、というところに力を入れる。
芸術の国らしい。

今回のベルサイユの子も
純文学を読んでいるかのような映画。

ベルサイユというと
日本では宮殿や豪華さのイメージだろうか。
ベルサイユのばらとか。
観光名所のひとつでもあるけれど、
ベルサイユ宮殿を囲む森ではホームレスたちが住んでいるという。

物語は、母親ニーナと子どものエンゾが
夜の町をさまよい歩く姿から始まる。
路上で生活している親子。
ニーナが公園のベンチで座り
ベンチに置いてあった新聞を読む。
「失業は宿命ではない。
求める仕事がここに。」
失業者に対して活動している人の記事を
じっと読む。

寒い夜に座っていると
ホームレスに対して支援をしている人々に声をかけられ、
温かいスープをもらう。
エンゾの健康状態を調べてもらい、
ニーナはあれこれと質問される。
ニーナはその質問に答えられない。
過去の記憶がないようなのだ。
あるいは答えたくないので、適当に対応しているのか。
その日はベルサイユにある施設で寝ることができた。

ニーナはパリに行こうとしていた。
駅に向かうけれど、
道を間違え、森の中へ入り、迷ってしまう。
そこで男性と出会う。
ダミアンは森の中で生活していた。
ニーナは駅の場所を聞くと、
反対方向だと言われる。
もう電車は出ない、
五日間も人と話していない、
明日送っていく、と言われ
今日はここにとどまることに。

朝起きると、
ニーナは消えていた。
エンゾを置いて。
ダミアンとエンゾの森での生活が始まる。

という感じで物語は進んでいく。

ダミアンはやっかいものを押し付けられたと
エンゾに強く当たるものの
生活していくうちに
この子を守っていこう、という気持ちが芽生え始める。

様々な環境を転々とするエンゾを通して、
人とのつながり方や
フランス社会の一面を描いている。
一般社会の枠からはみ出た者たちを描く。

こういった映画ははっきりとした形があるわけではない、と思っている。
物語を通して、モヤっとしたものを感じ取って
一言では表せないものを思い、感じる。
映画を売る側は絆とかそういったスタンスで宣伝しているけれど、
私はそうは感じなかった。
解釈は人それぞれでいいと思うけれども。

はっきりとしたストーリーとか娯楽性を求める人には合わず、
淡々と描かれるものから感じ取るのが好きな人や
静かな映画が好きな人はいいと思う。

親や社会に振り回されるエンゾ。
エンゾは将来どんな生き方をするのだろう。
不安な気持ちとなんとか生き延びてくれ、という思いが
入り混じったまなざしで
私は画面を見ていました。

なんとも言えない気持ちが残る映画でした。


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