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借りてきた児童文学備忘録、盛岡市高松(市立図書館)、「長くつ下のピッピ」「ロッタちゃんのひっこし」。

児童文学備忘録。
読み終わったもの。



IMGP8125.jpg
長くつ下のピッピ 著:アストリッド・リンドグレーン 訳:下村隆一

ピッピというのは少女の名前で
長くつ下をいつもはいている。
本名は、ピピロッタ・ヴィクトゥアリア・ルルガーディナ・
クルスミュンタ・エフライムスドッテル・ロングストルンプ。
ロングストルンプが長くつ下の意味らしい。

1945年にスウェーデンで生まれたこの物語は
世界中で翻訳されて、ベストセラーとなった。
リンドグレーンの本はまだ読んだことがなかったので
今回、読んでみることとなった。

物語のことを少し書くと、

ピッピは小さな町のはずれの古ぼけた家にひとりで住んでいる。
お父さんもお母さんもいない。
一人暮らしの9歳の女の子。
お父さんは航海士でピッピもいっしょに船に乗っていたけれど
海が大荒れのとき、風に飛ばされてしまった。
お母さんはピッピが赤ん坊のときになくなってしまった。
けれど、ピッピはお父さんもお母さんもどこかで生きていると信じているようで
お母さんは天使、お父さんは黒人の王様になっていると思っているようだ。
ピッピにはお父さんの航海で得た金貨がたくさんあって
お金に困ることはなかったし、
ピッピが力持ちで馬一頭でも軽々持ちあげられるとのこと。

ここで私は思った。
この物語は本当に大丈夫なのか?
世界の子どもたちから愛されたベストセラーではあるけれど、
本当に大丈夫か、と思いながら読む。
けれど、読み進めていくうちに
その不安は一掃された。

この児童文学は
ピッピというキャラクター児童文学と言っていいかもしれない。
ユーモアがあって、素直でウソもつく。
けれど、ウソをつくのは楽しくさせようとしていることで
相手をだましたりしようとしているのではない。
悪気があるわけではない。
人から言われて、そのことが他人に迷惑をかけているとわかると
すごく落ち込む。
ピッピの常識から外れた行動はすごく魅力があって
思わず笑ってしまうところもある。
この本が出版されたとき、
子どもたちには人気があったけれど、
大人たちには子どもに悪影響を与えるとして不評だったようだ。
学校にはいかないし、普通に物は壊すし、
自由気ままで、それがあるときは他人に迷惑をかけるし、
ウソはつくし、夜更かしもする。
確かに真似されたら困るかもしれない。
大人たちが心配になるほどの人気だった、ということがわかる。

彼女の格好は
にんじんのような色の髪の毛を横にはねあげ、
自分で青い服を作ろうと思ったけれど青い生地が足りず、
赤いはぎれをつぎはぎして作った服を着ていて、
長くつ下は片方黒で片方が茶色。
足よりも2倍大きい黒靴をはいている。
それはアフリカで買った靴で大きくなったらはくものだったけれど、
ピッピはそれをいつもはいていた。
彼女にはユーモアとは別に大人顔負けの力があって
馬や牛を軽々と持ち上げる力がある。
(だいたい、牛さん大きさにもよるけれど700kg前後と考えると
それを軽々持ちあげるのだから2~3トンは平気かも・・・)

物探し屋という章では
地面にころがっているものは、なんでもとってもよい
と言って落ちているものを拾っていくけれど、
おじいさんが芝生に横になって寝ている姿を見て
「あれは、地面にころがっているのよ。そして、わたしたちが、あの人をみつけたんだわ。
あれ、とっちゃおう!」(出典:長くつ下のピッピ 偕成社 33Pより)
と言いだす。
いっしょにいたトミーとアンニカが(ピッピの隣に住んでいる子たち)
だめだよ、と言ったり。

別の章では
女の子がお父さんを探していて、ピッピにたずねたら
目の青い人?背が高くもないし、低くもない人?
黒い帽子に黒い靴?
とピッピが質問し、女の子は、そうよ、と答える。
すると、ピッピ。
「ああ、その人なら見なかったわ」
と、とんだ思わせぶり。
そのあと、ウソの話をするんだけれども、
その話に対して本当?的な顔をすると
ピッピは、「ウソばっかりいっていると思っているの?」
とこわい顔をしてうでをまくりあげます。(※ピッピは怪力)
女の子は、ウソをいっているなんてこれっぽちも・・・、と否定。
すると、ピッピ。
「これっぽっちも!だけど、わたしはうそをいったのよ。」
と言い、説教をし始める。(出典・参考:長くつ下のピッピ 偕成社 80~89Pより)

ピッピ・・・それはあまりにも理不尽だよ・・・
と私は心の中で思うのだった。
これじゃ、ユーモアのあるジャイアンだよ。



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著者であるリンドグレーンは
娘が病気になって看病をしているときに話をしたのが原型で
原稿を大手出版社に持ち込むも拒否される。
時は第2次世界大戦であって、そんな余裕はなかったのかもしれない。
そこで別のところに持ち込み、出版。
本を出すと注目を集め、人気作家となった。
このシリーズは世界で1億3千万部以上売り上げたらしい。
それだけ、魅力がピッピにはある。



IMGP8127.jpg
ロッタちゃんのひっこし 著:アストリッド・リンドグレーン 訳:山室 静

こちらもリンドグレーンの本。
先ほどよりも幼児向け。
文字は大きく、漢字もほとんどなく。

実はリンドレーンという作家を知ったけっかけは
ロッタちゃんであった。
映画化されていてDVDを借りて観た。



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ロッタちゃんは、三人きょうだいの末っ子のあまえんぼう。
ある朝いやな夢をみたロッタは、ママにやつあたりしたあげく、
おとなりの物置きにひとりでひっこしてしまいます・・・。
(出典:ロッタちゃんのひっこし 偕成社)

わがままなロッタの行動がまたかわいい。
ほのぼのします。
この時期の子どもの心理をうまく描かれている。

DVDのほうもおすすめです。
映画のほうは
ロッタちゃんはじめてのおつかい
ロッタちゃんと赤い自転車
があります。

ちなみに
ブタのぬいぐるみ(ロッタいわく、ぶたくま、という熊)
バムセはスウェーデンの空港でお土産で売っているらしい。

今回も楽しく読めました。
ありがとうございました。

盛岡市立図書館
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土曜日・日曜日・祝日:9時00分から17時00分まで
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