スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

借りてきた児童文学備忘録、盛岡市高松(市立図書館)、「シートン動物記1」「シートン動物記2」。

久しぶりに児童文学備忘録。


IMGP6888.jpg
シートン動物記。
藤原英司 訳。木村しゅうじ 絵。


IMGP6889.jpg
シートン動物記1
オオカミ王ロボ
ぎざ耳坊やの冒険
スプリングフィールドのキツネ
アカエリウズラの物語
名犬ビンゴ
白いトナカイの伝説

シートン動物記2
灰色グマ、ワープの一生
野生馬(マスタング)物語
カラスの隊長、銀の星
キツネ犬のワリー
フランスのオオカミ王、クルトー
ディポーの冒険
チリンガムの雄牛


名前だけは小学生のときから知っていた本。
けれど、読む機会は一度もなく現在にいたる。
今回、何気に読んでみたけれど、
これがなかなかおもしろかった。
どちらかというと、
動物好きな人におすすめしたい。

最初に読んだオオカミ王ロボが
なんとも引き込まれた。
博物学者(自然を研究する人)ということもあって、
動物に対する知識、観察力が優れていて
そういった知識を知る面白さはあるけれど、
人間の手段を知りつくしたオオカミ王ロボが
罠をかいくぐり、牛を殺していく。
シートンや人間たちとオオカミとの知能戦がなんとも見事だった。

シートン動物記は
シートンが体験したこと、
シートンの動物知識を使って、動物視点で書いたもの、
伝記や聞いた話などをもとに書かれたもの、と
だいたいこの3パターンにわかれる。

そして、特徴的なことがもうひとつ。
物語の終わりはほとんど、
その描かれている動物、あるいは主人公である動物が
死ぬことによって終わる場合が多い、と言う点。
もちろん、すべてではないけれど、
死、というものが描かれている、というところも
普通の物語とは違うところ。
自然界ならばそれが普通の出来事なんだろうし、
他の動物の命が自分の明日の命(肉食の場合)。

でも、どちらかというと人間にかかわって死んだりしている場合が多いかも。
動物たちにとっては人間も
ひとつの自然の一部、環境の一部なんだろう。

普通の物語とは違ったかたちを見せるシートン動物記。
ただ、残念なことは
ある程度読んでいくと、物語の展開としてはワンパターンになりがちで
動物視点で描かれた物語は
動物が変わるだけでストーリーは同じだったりする。
動物が変わればそれぞれ習性も違うし生きる環境も違うけれど、
自然で生きるうえでは動物たちはだいたい同じようなことをしてるのかもしれない。
この森で生きるにはどうしたらいいのか、ということを
母親から子へと教えることや
どうやったら食糧を得られるのか、と
どうやったら天敵から逃れられるのか、あるいは撃退できるのか
という点がメインとなる。
そして、常に死と隣り合わせに生きている姿が描かれている。
なので、動物好き以外は段々飽きてくるかも、と思っている。

シートンの体験をもとに書かれているのは
人間側も描かれているし、
シートンの自然、動物知識によって
動物がどう考え、どう行動しているのか、というのも教えてくれるし、
動物と人間とのやりとり、過程があって面白かったりする。
シートンが博識だからといって、すんなりうまくはいかず、
試行錯誤して対応するところとかがいい。
それと、シートンは動物に対する愛、思いやりが感じられる。

たとえば、ある回の話で
シートンは知りあいから依頼されて鶏を盗んでいくキツネの退治をすることになる。
農家の人々はまったくどうすることも出来なかったけれど、
シートンはキツネの住みかを発見する。
その住みかには子きつねがいて、
親きつねは子きつねのために人間の牧場から鶏を取ってきて食糧として与えていた。
そんな姿をきつねに悟られないように風下の位置から見ていた。
シートンはキツネ退治を依頼されているのに、キツネに手を出さないのだ。
当然、農家の人はいつまでたっても自分の牧場の鶏が無くなっていくので
シートンは役に立たず、とし、
自らキツネ狩りをすることになることなど、
動物の命を奪おうとはしない場面が多い。
そして、動物に対する視線があたたかい。

シートンは1860年に生まれ
最初は博物学者を目指すけれど、親に反対され、画家の道へ。
学生のころ大英博物館へ絵を描きにいくけれど、そこには博物学の本があって、
それを読みあさったという。
けれど、無理をしたためか、体を壊しトロントへ帰る。
その後、

1883年、ニューヨークの出版社で動物の絵を書く仕事を始めたが、
大自然への憧れを抑えることができずカナダに戻る。

1890年、さらなる絵の勉強をするためにパリへ出るも、ま
た大自然が恋しくなりカナダへ戻る。
(参考・出典:ウィキペディア-アーネスト・トンプソン・シートンより)

・・・カナダに戻ってばっかりだな。
生粋のナチュラリストの血が流れているに違いない。

楽しませていただきました。
ありがとうございました。

それと、
市立図書館の近くにある高松の池。


IMGP6891.jpg
暖かくなってからの高松の池には
まだ白鳥さんがいた。
子どものはくちょうの毛が
灰色から白色に変わる途中のようだ。
みんな、自分の体をつついてます。


IMGP6892.jpg
別のところでは
クワァクワァいいながら、
羽バタバタさせている白鳥さんたち。
白鳥さんの声はよく響くね。


IMGP6896.jpg
別の日。
白鳥さん、必死にのぼってた。

ところで、
パンダガモ(ミコアイサ)はすごく機敏が動きする。
池に来ていたばっちゃんがパンを投げると
白鳥たちの間をすいすいと泳ぎながらパンを食べていく。
高機動なカモですね。


盛岡市立図書館
平日:9時00分から18時00分まで
土曜日・日曜日・祝日:9時00分から17時00分まで
休館日:月曜日・年末年始(12月29日から1月3日まで)・図書点検期間

グーグルマップ:籠り部屋からの拾い価値
検索フォーム
カテゴリリスト

各アイコンの説明。

カテゴリオープン
カテゴリクローズ
個別カテゴリ
全カテゴリオープン
全カテゴリクローズ

  • plus
  • minus
プロフィール

ウシポニ

Author:ウシポニ

岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

お知らせ、メモなど
  • 感想文の更新は終了いたしました。ブログの更新も2016年6月をもって終了いたしました。今後の更新はございません。今までありがとうございました。
最新記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。