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DVD備忘録的な1本、ゲオでレンタル、「シンドラーのリスト スペシャルエディション」。

ひさしぶりにDVDを借りてくる。
しかも、過去に何回か見た映画を。


IMGP6403.jpg
「シンドラーのリスト」

39年、ポーランド南部の都市クラクフにドイツ軍が侵攻した。
ドイツ人実業家のオスカー・シンドラーは、一旗揚げようとこの街にやって来た。
彼は金にものを言わせて巧みに軍の幹部たちに取り入り、
ユダヤ人の所有していた工場を払い下げてもらう。
ユダヤ人会計士のイツァーク・シュテルンをパートナーに選んだシンドラーは、
軍用ホーロー容器の事業を始める。
41年3月、ユダヤ人たちは壁に囲まれたゲットー(居住区)に住むことを義務づけられる。
シュテルンの活躍で、ゲットーのユダヤ人たちが無償の労働力として、
シンドラーの工場に続々と集められた。
(出典:シンドラーのリスト - goo 映画より)

どちらかというと、
必要にせまられて観た数本の中の一本。
見終わって、やっぱり観てよかった、と思った。

1,100人以上のユダヤ人をナチスから救った
実話をもとに作られた映画。

製作が1993年だから
約20年前の作品。
ホロコースト関連の映画でこれくらい衝撃のある作品は
もうつくられない、出てこないだろう。
その時代から離れれば離れるほど。
(ホロコースト:第二次世界大戦中のドイツが
ユダヤ人などに対して組織的に行った大量虐殺のこと。)

このDVDはスペシャルエディションといわれるもので
過去に発売されたDVDとは違って
特典映像には
実際にオスカー・シンドラーに助けられた人々の証言が入っている。
これが大きい。

監督のスピルバーグは、
この映画を製作しているときに
実際に体験した人たちの話を聞く機会が多くあり、
これは残しておかなくてはならない、と
証言を記録するためショア財団というものを設立し
94年~99年の間に約5万2千人、約12万時間という証言をビデオテープにおさめた。
その一部がこの特典映像としてある。

あらためてこの映画と観て、
特典映像の証言を観て、
前観たときと捉え方がすこし違ってきた。

まず、この映画は事実に近い形で作られている、ということ。
もちろん、映画として成立させなくてはならないから
事実とは違って、いろいろと手を加えられているところはあるだろうけれど、
証言した人たちの話すシーンが実際の映画で採用されている場面が多数あり、
たとえば、
ユダヤ人だけが集めれた建物が並ぶゲットーと呼ばれる場所を解体するため
ユダヤ人を集めていた。
この中で労働力となりそうな人たちだけが強制収容所へ連行され、
残った人たちは殺されてしまうんだけれど、
それをわかっているので隠れたり、逃げようとしたりする。
下水道から逃げようとするけれど、
すでに手が回っており、
逃げ切れないと思ったその人は
道にある荷物を整理し始める。
もちろん、見つかるんだけれども、
敬礼して別の将校に命令されて荷物を片づけていた、と
ばればれのウソをつくシーン。
このシーンなんかも、証言から生まれたようだ。

この証言は約1時間あるけれど
本編の映画を観た後に観ると
なんとも、先ほど観た映像が記憶の中で浮かび上がってきて
立体的に感じてくる。

それとシンドラーという人物像もこの証言を含めて観ると
わかってくる。
この人は人間が好きなんだ愛した人なんだ、ということ。
人間味のある人物。これは証言からすごく伝わってくる。
お酒と女性が好きなのはもちろんのこと、
みんなと騒いだり、楽しんだりするのが好きだったようだ。
こういった性格もあって、
ユダヤ人がナチスの都合によって簡単に殺されているのを
日々目の当たりにしたシンドラーは
ユダヤ人を救出する方向へと変わっていく。
最初は金もうけが目的でやっていた工場は
ユダヤ人を助ける場所となっていく。
クラクフ・プワシュフ強制収容所の所長アーモン・ゲートの行動も
シンドラーの気持ちを変えた要因のひとつかもしれない。
彼は気分で簡単に人を殺してしまう。
レンガを運んでいた女性がちょっと休んだだけで
狙撃銃で撃ち殺してしまう。(映画のシーンにも、証言にもあり。)
その日の自分の心を満たすために殺すのだ。
アーモンゲートのかぶっている帽子が何かで
その日が大量に殺す日なのかどうかがわかったらしい。
そして、その行為が終わると口笛を吹いて帰宅する。(証言より)


この映画の最後のほうのシーンで
たった一つの命を救うものは、全世界を救う、という言葉が
印象的。
映画ではシンドラーはみんなに見送られて工場を出ていくけれど
実際には夜中に工場を出たらしい。米軍へ亡命を求めて。
なので、実際に金の指輪はもらっていないかもしれないし、
みんなに見送られていないかもしれないし、
たった一つの命を救うものは、全世界を救う、という言葉も
この場所で贈られていないかもしれない。
(助けられたことについて全員で署名したものを贈ったのは本当らしい。)
映画的配慮の場面かもしれないけれど
3時間あの世界を観た人なら
シンドラー演じるリーアム・ニーソンの
ひとつひとつの言葉、動きに共感してしまうはず。

約5万2千人の証言を残したことは実に重要なことだと思う。
その証言は教育などに使用されているそうだ。

記録に残す大事さ。

この映画は
打ち抜かれた頭から勢いよく血で出るシーンなどあって
ちいさな子供には見せられないと思うけれど
一回は観ておいてほしい、と思う映画のひとつ。

ありがとうございました。


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