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借りてきた児童文学備忘録、盛岡市高松(市立図書館)、「ごんぎつね 新美南吉童話集」「小川未明童話集」。

今回の自分文学備忘録。


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「ごんぎつね 新美南吉童話集」
著:新美南吉


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岩手で児童文学といえば宮沢賢治で
岩手で児童文学で宮沢賢治以外にスポットがあたることはほとんどない。

大正時代前後に生きた童話作家。
賢治の場合、死後に童話作家として注目をあびたので
現役で活躍した作家とは言いにくい。

この時代に生きた童話作家で
別の人物をあげるとすれば
新美南吉となる。

東の宮沢賢治、西の新美南吉
あるいは、
北の宮沢賢治、南の新美南吉。
と言われる。

新美南吉は愛知県出身で
賢治同様に若くして亡くなる。
教師であったという共通点もあり
よく比較されるようだ。

新美南吉の作品は
没後50年以上が経っていて著作権がきれているので
そういった作品を集めて掲載している
青空文庫で無料で読むことができるけれど
やはり、本で読みたかったので借りてきた。

有名どころの
「ごんぎつね」や「手袋を買いに」は
読みやすく、好きな作品だけれども
それ以外は読んだことがなかった。
この童話集で再度読むこととなったけれど、
この2作品の自然描写がすごく好きで
たとえば、手袋を買いにの

「どたどた、ざーっ」と物凄ものすごい音がして、
パン粉のような粉雪こなゆきが、
ふわーっと子狐におっかぶさって来ました。
子狐はびっくりして、
雪の中にころがるようにして十米メートルも向こうへ逃げました。
何だろうと思ってふり返って見ましたが何もいませんでした。
それは樅もみの枝から雪がなだれ落ちたのでした。
まだ枝と枝の間から白い絹糸のように雪がこぼれていました。

白い絹糸、なんてところは
その情景が浮かぶ。
たぶん、新美南吉が日本海側に住んでいたら
雪の描写も変わったかも、と思いながら読む。

この2作品のほかに
泥棒になろうとしても以前の職業のクセが出てしまって
人の役に立ってしまい、
しまいには預かった子牛を返そうと持ち主を探してしまう
花のき村と盗人たち、や
サーカス団の団員正坊とサーカス団の人気の黒くまのクロとの
つながりを描いた
正坊とクロ、など。

今の時代のものとは違った面白さがあって
それは児童文学に限らないけれど
明治、大正、昭和初期のはいいですよ。


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「小川未明童話集」
著:小川未明


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小川未明も
同じような時代に活躍した童話作家であるけれど
元々は小説を書いていて
途中から童話作家へと転身した。
なので、
物語の終わり方が小説っぽく、余韻を残すような書き方をするし、
今の時代のような
何かを伝える、というよりも
見せる、というか描写に徹するというか、
童話でもちょっと毛色の違った作品が多い。
芸術的、なんてことも言われるし、
童話の世界に一石を投じた、というくらい
赴きが違う。

掲載作品は
月夜とめがね、
野ばら、
牛女、
月とあざらし、
金の輪、
黒い人と赤いそり、
大きなかに、
とのさま茶わん、
島のくれ方の話、
赤いろうそくと人魚。

正直、今の時代の子供には合わないかもしれない。
物語の展開をさせて引き込むような感じではなく、
純文学に近い物語なので
会う合わないがあると思う。
純文学を読む人は読んでみてもいいと思う。
こちらもなかなかいいですよ。

小川未明没後50年にあたる
今年の5月11日で著作権がきれたので
青空文庫では812の作品が作業中となっているようです。
すごい数。

今回もそれぞれの世界を楽しむことができました。
ありがとうございました。


青空文庫-小川未明
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1475.html#sakuhin_list_2

青空文庫-新美南吉
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person121.html

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土曜日・日曜日・祝日:9時00分から17時00分まで
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