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ひさしぶりにきちんとした食事ができました、盛岡市紺屋町、くふや。

10月月末。
ブラブラと紺屋町。


IMGP5703.jpg
上の橋の下。

このときは、すでに鮭の遡上は終わっていて
役目を終えた鮭たちが川底にごろごろと寝そべっていて
中津川一帯は生臭くなっていた。
カモさんたちはそんな鮭たちをつっついていた。
カモさんはどうやら雑食のようだ。

なぜ、紺屋町かというと
この日はぜひ、あそこのお店に行ってみようと思っていた。


IMGP5704.jpg
くふや。

ここにお店があることは知っていたけれど
なかなか行く機会がなかった。
紺屋町に用があったので
今日のランチはここに決めていた。

お店に入ると
ちょっと暗めの店内。
ご主人が出迎えてくれた。
最初に県外のお客さんですか、と聞かれ
盛岡の人であることを伝える。
どうやら、県外のお客さんが多いようだ。

せっかくなので、窓際の席で外を見ながら食べることにする。
注文はくふや弁当。
料理を待つまでの間、店内を見てまわる。
店内にはいろんな陶器のうつわが年代物の引き戸の食器棚にあり、
厨房側にはル・クルーゼの青い鍋たちが並び、
別の場所には年代物と思われる倉敷ガラスが並べてあった。
倉敷ガラスには値札が付いてあったので
売りものみたいだ。
本や雑誌が入口付近の棚にあり
これまた古い盛岡を特集したと思われる本があり
この本を読むことする。

発行した年月は確認してこなかったけれど
たぶん、30年くらい前の本なのかもしれない。
いや、それ以上かもしれない。
それぞれ、盛岡の名所を地元の記者たちや作家が書いているもので
パラパラとめくると
旧石井県令邸のまだ蔦がぜんぜんないときの写真があり
きれいな壁が新鮮だった。
そのページを担当していたのが
童話作家/柏葉幸子、となっており
最近読んだ本、「霧のむこうのふしぎな町」の著者と
こんなところでまた出会うとは思っていなかった。

昔の私の知らない盛岡を眺めていると
くふや弁当がくる。

曲げわっぱに入った玄米。
味噌汁。
もうひとつ曲げわっぱに入った小鉢たち。
あとはサバ味噌が陶器の器に盛られていた。
日本の丁寧な食事。
なんか、こういった食事がならぶと
ほっと安心してしまうところは
日本人なんだ、と思ってしまう。
手前に玄米と味噌汁、奥にサバ味噌と小鉢。
この四角形の配置がなんともバランスのよい食事と感じてしまうところとか。

まず、よかったのが玄米。
思ったよりもやわらかく食べやすかった。
なにか、やさしさを感じる。

サバ味噌は、サバ自体がしっかりとしていて
サバ本来の味がギュッとあった。
サバ味噌というと、味噌パワーで煮込むイメージが強く
サバと味噌が融合した身がやわらかいサバ味噌をいつもイメージしていて
それはそれで好きですけれど
こちらのサバ味噌は
味噌が中まで浸透していないバージョンのようで
おかげでサバ本来の味をしっかりと楽しみつつ
サバ味噌も楽しみつつ。
輪切りの生姜も付いていたけれど、これがまたおいしかった。

小鉢のほうは
青菜の上に菊の花の酢の物があって
青菜のほうは味がついていなく、お浸しの状態。
酢の物といっしょに青菜を食べる。
酢の物の味がちょうどよく、しゃきしゃきと青菜。

卵焼きはかための甘め。
青トマトの漬物もあった。
これはあまり見ないけれど、私にとってはなつかしい一品。
この青トマトの漬物は青南蛮と塩で漬けているようで
ちょっと辛みがあり、
青トマトのあのちょいかため食感が結構好き。

結構、ボリュームがあった。
すべて食べ終わる頃には
やけどしそうなくらいアツアツの味噌汁も
最後はぬるくなっていた。

食べ終わると紅茶が出てくる。
あと、御主人が雑誌を持ってきて
これ読みました?、と声をかけてくれた。
それは「暮らしのおへそ」という雑誌で出版は主婦と生活社。
読んでいると、くふやの特集がされていて
日常の生活から料理に対する思いやこだわりなどが書かれていた。

玄米は3日間水につけてから炊くようで
玄米をやわらかくすることもあるけれど
発芽させることで栄養価を高めているようだ。
青菜はその日に買ってきて、切り口のところに十字に切れ目をいれて
朝からずっと水につけておく。
そうすることで水をぐんぐんと吸った青菜は
みずみずしいのはもちろん、食感もよくなる。
青トマトの漬物は塩だけでつけられる。

普段の生活も書かれていて
もともとは光原社で働いていたことや
物を買わない生活のこと、
どうやら陶器好きのようで
家賃が払えなくなるほど買いすぎて
お金は無いのに押し入れに陶器がたくさんあったり、と
なかなか興味深い生活の仕方、生き方だった。

そんな、暮らしのおへそを読みながらの紅茶。
紅茶の葉もグラム単位できっちりと量って入れていることが
おへそにかいてあった。
紅茶が入ってるこの陶器の器もまた私好みだった。
ほのかに青いやわらかい形、色合いの器。
青磁?でしょうか。勉強不足のため、何焼きかはわからないですけれど
ちょっと欲しいなぁ、と思った。
聞いてくるんだった。

行った時間帯が13時すぎで紅茶まったりなどして
雑誌を読んでいたりしたので
出るときには14時あたりだった。

お会計は1,400円とちょっとランチの相場としては高めだけれども
私にはそれほど高いとは思わなかった。
それくらい、いろいろなものが込められた食事であり場所であった。

たぶん、このお店は相性があると思う。
なにか特別の味や刺激してくれる味を求める人には向かないし
ただ単にお腹を満たすための人も向かない。
できれば、仕事の合間のランチよりも
仕事の無い日のランチとして食べてほしい。
ゆっくりとした時間、やさしさを味わう食事。

ごちそうさまでした。

そういえば、暮らしのおへそ。
くふやといっしょにcarta(カルタ)も書いてあったよ。

登場する方
寺島しのぶさん(女優)/アン・サリー(歌手、医師)/
山本香(「1.2.3Une.Deux.Trois」店主) /
大脇千加子(「キチカ」「コキチカ」デザイナー)/
加賀谷真二・奈穂美(「carta」店主)
井上陽子(イラストレーター、クラフト作家)/
小田原良二・平井久美子(「くふや」店主)
セキユリヲ(デザイナー)/林のり子(「パテ屋」店主)/
東谷彰子(会社員)/澤入美佳(スタイリスト)/
茂登山長市郎(「サンモトヤマ」会長)/平澤まりこ(イラストレーター)
(太字は盛岡のお店)

くふや
盛岡市紺屋町5-14ぎぼうしプラザ1F
019-654-2322
11:30-21:30 日だけ20:00まで
(禁煙店、子連れは入店不可。)
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岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

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