スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

利益は誰のために 第2回、P.F.ドラッカー:マネジメント。

マネジメント1


利益は誰のために 第0回
【第1回】


第2回


序論 マネジメント―ブームから成果へ


本書は1973年に出されたものですが、
ここではそこにいたるまでの歴史が
書かれています。



第Ⅰ部 マネジメントの役割


第4章 マネジメントの役割


『社会的な目的を実現し、
社会、コミュニティ、個人のニーズを
満たすためである。
組織は目的ではなく手段である。
したがって問題は、
その組織は何かではない。
その組織は何をなすべきか、
あげるべき成果は何かである。』
(マネジメント上 P42)


序論のところで
昔は組織は政府くらいで
あとは家族が社会の中心だった、
と書かれていました。


その家族中心の社会は
貢献、相手のニーズを満たすための
手段というよりも
家族を維持するため、という意味合いが
強いかもしれません。


マネジメントといっても
各国で行っているマネジメントが
すべて同じというわけではなさそうです。


マネジメントを行っているところが
すべてアメリカのマネジメントを
してるわけではないようです。


本書ではときどき日本の例を取り上げています。
日本はマネジメントを学びますが、
そのマネジメントをそのまま使い
西洋化するのではなく、
日本であり続けることにしようした、
自らの価値観を強化するかぎりにおいて
取り入れた、と書かれています。


日本は海外の新しい技術を学び
その技術は日本なりに変化し、
ときには改善をして
取り入れてきました。


たぶん、これは数千年前から
行っていることではないでしょうか。
何か新しいものを発明するよりも
優れたものから学ぶ、ということを
やってきたのでしょう。


アメリカのマネジメント、組織の考え方として
組織は何かに貢献するためとしています。


アメリカという国自体、
ヨーロッパなどからの
新たな地への入植・開拓からはじまり、
自由と民主主義の理念が形成され
ヨーロッパ植民地からの独立、
という流れのようですが、
(あまりよくわからないのですが、)
その過程で組織が生まれ
18世紀にはマネジメントを中心とする考え方が
現れていたようです。
19世紀に大陸横断鉄道によって
大組織が出現します。


本書をきちんと読み込んでいないので
勉強不足なところが多々あると思いますが、
組織が貢献するための手段である、
という考え方を最初に提唱したのは
ドラッカーなのでしょうか。
それとも、組織が変化する過程で
元々あったものを
ドラッカーが見つけたのでしょうか。
それとも、以前から
言われていたことなのでしょうか。


そのあたりはよくわかりませんが、
組織が手段である、という考え方自体、
アメリカらしいと感じています。


その地に何千年もいるような文化ですと、
こういった考え方は
すぐには出てこないのではないでしょうか。


手段ということは
不要になれば捨てる、
あるいは切り替える、
一時的なもの、
ということです。


日本は社会や封建のような組織を
大事にしてきましたし、
島国という限られた地で
外に出ることもなく
その中だけでやっていこうとすると
社会を大事にするでしょう。


日本の高度成長期の会社は
家族型企業、終身雇用、など
独自の形をしているわけですが、
組織は手段という考え方は
生まれにくいかもしれません。


組織に対する所属意識のほうが
強いでしょう。


日本の学者たちの見解では、
この家族型企業の形は
日本の文化、伝統というものではなく、
戦後に生まれたもの、
とのことです。


けれど、現在の形へと変化したのは、
日本が持っている文化が
なんらかの影響を与えているでしょう。
もちろん、文化というのは
変化していくものではあります。



その組織が何をして
どんな成果を出すのか。
その組織は
歴史よりも成果で証明する、
ということでしょうか。


はっきりと割り切った考え方です。



『一般に官僚主義と呼ばれているものは、
自分たちが目的であり、
組織は手段であると
錯覚したマネジメントのことである。
これは、マネジメント、
特に市場の試練にさらされていない
マネジメントがかかりやすい病いである。』
(マネジメント上 P42)


ここで言っているのは
自分たちの維持のために
組織を利用するのは
マネジメントではない、ということでしょう。


相手に貢献するどころか、
依存するための
(とげのある表現をすれば
寄生するための)
組織ということです。


これは予算型と呼ばれる
公的サービス機関にありがちなパターンです。


予算型についても後から出てきますが、
企業のやり方と
公的サービス機関のやり方は違う、
と本書では書かれています。
ですから、民間企業の手法を
そのまま公的サービス機関に
適用するのは間違った処方箋、とまで
言っています。



貢献させるうえで3つの役割が
書かれています。




(1)自らの組織に
特有の目的とミッションを果たす。

(2)仕事を生産的なものとし、
働く人たちに成果をあげさせる。

(3)自らが社会に与えるインパクトを
処理するとともに、
社会的な貢献を行う。


(マネジメント上 P43)


この3つの役割を見ていると
働く人に成果をあげさせることや
社会的な貢献というのは、
いかに個人と個人の環境に対して寄与するのか、
というのが伝わってきます。


次は各項目を見ていきます。


つづく。



【出典・参考】
マネジメント[上]
マネジメント[中]
マネジメント[下]
著:P.F.ドラッカー
訳:上田惇夫(うえだあつお)
ダイヤモンド社



利益は誰のために 第3回

検索フォーム
カテゴリリスト

各アイコンの説明。

カテゴリオープン
カテゴリクローズ
個別カテゴリ
全カテゴリオープン
全カテゴリクローズ

  • plus
  • minus
プロフィール

ウシポニ

Author:ウシポニ

岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

お知らせ、メモなど
  • 感想文の更新は終了いたしました。ブログの更新も2016年6月をもって終了いたしました。今後の更新はございません。今までありがとうございました。
最新記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。