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愛や虐待も受け継がれる 第34回、購入:ネットオフ、斎藤学(さとる):アダルト・チルドレンと家族。

アダルト・チルドレンと家族
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第34回


「安全な場」の発見と確保


『アダルト・チルドレンは「安全の場」を
発見することによってはじめて、
「旅立ちのリスク」に動機づけられます。』
(アダルト・チルドレンと家族 P164)


安全の場を確保するには
アダルト・チルドレンであることを
自覚する必要がある、と書かれています。


自分を知らなければ
どこが安全の場なのか
わからない、ということでしょう。


アダルト・チルドレンと自覚すれば
アダルト・チルドレンとしての
安全の場がどういったものか、
どういった人間関係の中で
作られたところが
安全の場なのか、
ということがわかるのでしょう。


『アダルト・チルドレンにとっては、
現状の症状が過去のどのような体験と
関連しているかについての現実を
把握することであるし、
それを語ることでもあります。
治療者の側からすれば、
現在の症状・行動から
クライアントの
アダルト・チルドレン的特徴を補足し、
精査し、それを
「複合型PTSD」として
診断することです。
アダルト・チルドレンが
トラウマの正確な記憶を
もっていないという場合も
多いでしょうが、
少なくとも治療者側の無知や否認、
患者側の恥や恐れのために
きちんとした診断が
なされないという不幸は
避けられなければなりません。』
(アダルト・チルドレンと家族 P164)


過去を認識し
自分がトラウマを抱え
苦しんでいることを自覚する。


認識するだけでも
ずいぶんと違ってきます。
最初はその事実に気が付き
ショックを受けるかもしれませんが、
その苦しい原因を知ったおかげで
納得が生まれ
自分に対する理解が
できるようになります。
客観的にもなれます。



ここでは治療者と
クライアント
(患者:アダルト・チルドレン)
の関係について
いろいろと書かれています。


どうやら、
アダルト・チルドレンの治療は
自分を語ることから始まるようです。
治療者は聞き手に徹し、
理解者となれば
アダルト・チルドレンは
安全感を得ることができます。


内面を外に出すことが
必要なようです。


説明する、という行為は
そのことを理解し
相手に伝えようとすることですので
自分の内面と
向き合わなくてはなりませんし、
自分の過去を認めなくれはなりません。


そうすることによって
今まで心や記憶、過去に
フタをしていた中を見て
吐き出し
抑圧していたものを
開放することができます。


ただ、これは
自分の弱さや傷をさらけ出すわけで
安全の場の確保が必要です。


人に話すのが難しいならば
日記やノートに書く、
あるいはブログでもいいかもしれませんが、
書くという行為も
そのひとつでしょう。


けれど、人に話し
その反応が返ってくることで
肯定されたことになりますから
書くことと
話すことは違ってくるでしょう。


この治療に関することは
素人が中途半端に書くことは
控えたほうがよいと思いますので、
多くは書きませんが、
本書に書いてあることで
ひとつだけ書きますと
治療者、つまり
カウンセラーや医者などの先生選びには
注意を促しています。


「見えない暴力」をする治療者や
(医者などの中には
アダルト・チルドレンだった人も
多いと本書では書いていました。)
薬ばかり出す無能な治療者がいる、
と書いています。


本書は20年前で
アダルト・チルドレンのことは
そんなに理解はされていなかったでしょう。


カウンセラーとは相性があるようですので
自分に合ったカウンセラーを
選ぶことも大切です。



セルフケアの力を伸ばす



『「安全の場」というとき、
それは自分の身体をふくむことを
忘れがちです。
身体が過剰に興奮していたり、
眠れなかったり、
食べられなかったりしたら、
そこは魂のための安全な場ではありません。
また自分の身を
危険な場に置き放しにしたままで、
安全を求めてみても、
それは自分に無理難題を押し付ける
”自分いじめ”と変わりません。
自分の身体にとって必要な最低限のケアは
自分でしなければなりませんし、
その能力を発達させなければなりません。
まず食欲と睡眠の安定を
はかる必要があります。』
(アダルト・チルドレンと家族 P168)


睡眠と食事は
身体維持に必要な行為です。
本書では
必要ならば睡眠薬の服用を
ためらう必要はない、と書かれています。


不眠や不安発作を
コントロールすることは
自分を守る一歩だとし、
精神科医も
向精神薬を使いこなすべき、
と言っています。


こういった関係の薬は
飲んだことはありませんのでわかりません。
このあたりは専門家に頼る分野です。


そのほかに
家族が頼りにならないとき、
援助してくれる友人、知人のこと、
身を隠せる場所、
情報収集のこと、
民間ボランディアやシェルターのこと、
虐待から脱出するためには
計画を練りましょう、と
書かれています。


『現に虐待を受けている子ども自身が
親から身を隠すことは不可能です。
しかしもう大人になっている
あなたであれば、
過去に起こったことの意味を知り、
それが現在のあなたに及ぼしている
影響について、
自覚的であるべきでしょう。』
(アダルト・チルドレンと家族 P169)


これは本書を手にしている
アダルト・チルドレンたちに向けて
書かれた言葉です。


現在の自分が
なぜ今のような状態になっているのか、
その原因である過去と向き合わなければ
その現状から抜け出すことは
難しいです。


本書を手にしている人は
すでに自分の謎を知るために
調べている人たちでしょうから
次の一歩に踏み出せるかもしれません。


危険な場所にしがみつかず、
その場所から去ることを
本書は勧めています。


自分の人生はあたな自身のものなのです。
他人のものではありません。



グループのなかの安全



ここでは
同じ体験した仲間と出会うことは
大切なことだと書かれています。


メリットや
気をつけることなどが
書かれています。
自助グループなり、
治療グループなど
そういったものに参加する前に
いろいろと知っておいたほうが
いいでしょう。


私はこういったものに
参加した経験がありませんので
書けることはありません。


すべて自分で何とかしてしまったため
時間はかかりましたが
何とか存在しています。
心の中にいびつなものが
あるかもしれませんが。


これはあまりおすすめしません。
代償として
人生の多くの時間を
費やしてしまいました。


もちろん、得たものも
多くあります。


人とは違った能力を得ているかも
しれません。


けれど、
普通(?)の人生のようなものを
歩むことはありません。
将来、親になることはありませんし、
家族を持つこともないでしょう。
(自分の能力で生きていることと
小さな自由を手にしているだけでも
過去よりはマシです。)


助けを求めることができるならば
求めてください。


つづく。



【出典・参考】
アダルト・チルドレンと家族
斎藤学(さとる)
学陽書房



【購入先】
ネットオフ



愛や虐待も受け継がれる 第35回

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Author:ウシポニ

岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

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