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愛や虐待も受け継がれる 第6回、購入:ネットオフ、ドロシー・ロー・ノルト レイチャル・ハリス(石井千春訳):子どもが育つ魔法の言葉。

魔法の言葉
愛や虐待も受け継がれる 第0回
【第1回】【第2回】【第3回】【第4回】
【第5回】


第6回
親が他人を
羨(うらや)んでばかりいると、
子どもも人を羨むようになる


『世の中には、確かに、
自分よりも恵まれている人は
大勢います。
しかし、自分より
恵まれていない人も
大勢いるのです。
この事実のどちらに
目を向けるか、
それは、わたしたち次第です。
もし、親が
いつも自分と他人とを
引き比べて不満に思い、
他人を羨んでばかりいたら
どうでしょうか。
子どもも、
そんな親の影響を
受けてしまいます。』
(子どもが育つ魔法の言葉 P89)


比較というのは
時には現状を知る手段として
有用でありますが、
弊害もあります。


嫉妬もそうですし、
人の評価ばかり気にするのも
そうでしょう。


長短というのは
状況によって
変化するものです。


自分が恵まれているのか
恵まれていないのか。


これは比較対象が何かによって
わかれるところですし、
もちろん、
個人の価値観によっても
わかれるところです。


個人的には
どちらにせよ
そんなことを気にしても
現状は何も変わらないので
どちらでもよいというか
どうでもよい、
と思ってしまうのですが、
恵まれている、と言えるでしょう。
どんなことに恵まれているか
挙げれば切りがないので
特に書きませんが、
たくさんあげることができます。


恵まれていない、
と思うことはありません。
現状を受け入れているし、
自分が選択した人生であるし、
ささやかながら
自分の好きなことができる、
というのは、
すばらしいことです。


ちょっと冷たい言い方に
なるかもしれませんけれど、
世の中、
不平等でできています。
100人いれば
100通りの環境があり、
人生があります。
みんながいっしょなわけがないんです。
みんな違うんです。
そういった様々な形で
スタートしている、
ということをまず知るべきでしょう。


始まりは選ぶことは
できません。


もし、自分の意思で
行動できるようになるまで
生きることができたなら
そのあとは
本人の力でなんとかしなければ
なりません。


変えたければ
行動するしかありません。



ここでは
嫉妬すると
子どもも嫉妬するようになり、
比較ばかりして
幸せの基準がゆがんでしまう、
というようなことが
書かれています。


ただ、
他人と比べること自体は
避けられないこと、と
書かれております。


『自他の違いを認識してこそ、
物事を見る目が養われるのです。
子どもも、
自他の違いに気づくことから、
批判能力を育てていきます。
問題なのは、
違いを認めた後、
わたしたちがどう思うかなのです。
人を羨み、
嫉妬してしまうのか、
そうはならないか、
ということなのです。』
(子どもが育つ魔法の言葉 P90)


本書では例をあげています。
お父さんが新車を買って
家族で喜んでいたのですが、
近所の人が
新型モデルの車を買って
しかも、お父さんが買ってきた
車よりも安く手に入れたのです。
お父さんは嫉妬し、
買った新車を
丁寧に扱わなくなります。
それを見ていた子どもには、
価値のある物とは、
人に見せびらかすことが
できる物だ、という価値観が
出来上がってしまったのです。


昔は
車はステータスのひとつ、
と言われていましたから
世間からの評価の対象のひとつだった、
という時代背景も
あるような気もしますが、
(高度成長期やバブルの日本はそうでしたが、
アメリカはどうだったのでしょうか。
高級車はそういった意味合いが
あるようです。)
この例からも
親の価値観が
そのまま子どもに
影響を与える
可能性がありそうです。



書いていて思い出しましたが、
寄付についても
世間の評価の対象として
捉えている場合が多く、
自分の親もそういった
価値観の持ち主でした。


何の寄付かは忘れましたが、
ある程度の金額の寄付をすると
名前と金額が
なにかの冊子に
記載されるのですが
それを見ていた親が
少額の寄付金額を見て
馬鹿にしていたのです。


たぶん、
寄付行為は
裕福の象徴とでも
思っていたのでしょう。


世間の評価を得るための
手段としか
思っていなかったかもしれません。


それを見ていた
子どもの私は
なにか違和感を抱いていたのですが、
今思えば、おかしなことです。


結果的に
寄付が集まるならば
どのような価値観があろうと
別にかまわないのですが、
なにかに貢献しようと
している人に対して
馬鹿にするなど
おかしなことです。


よく、
お金があれば寄付をする、
という人がいますが、
このようなことを言っている人は
お金があっても寄付はしません。


寄付は10円100円からでも
できるのに
それをやらないのですから
収入が増えても
やらないでしょう。


お金があれば貯金をする、
と言っている人は
収入が増えても
貯金をしないのといっしょで
言い訳している人の
思考回路は
どんな場面でもあらわれます。



兄弟姉妹の競争



『親がいつも兄弟を比べたり、
一人だけかわいがったりしていたら
どうでしょうか。
兄弟の間で競争が起こり、
大人になってからの
兄弟仲にも
影を落とすことに
なってしまうでしょう。
これは、不幸なことです。』
(子どもが育つ魔法の言葉 P93)


本書では
兄弟間の競争はなくならない、
と書かれています。


『切り分けられたケーキは、
親の愛情の象徴なのです。
同じ大きさに切ってほしいと
言うことで、
子どもは、
同じだけ愛してほしい
と言っているのです。』
(子どもが育つ魔法の言葉 P94)


たかがケーキでも
その奥の無意識の心理には
愛情の差を
敏感に察知して
それを比較しているようです。


不平等に扱うことは
ケーキの大小というより
愛情に差をつけることになる
ということのようです。
深いですね。



昔、中学時代の
数学の先生が話していた
りんごを切り分ける話が
記憶に残っています。


入院した知人のお見舞いに
りんごを持っていきました。
平等に切り分けるには
どうしたらいいか、
という内容です。


数学の話ですから、
入院している人とお見舞いした人で
二人ですから
半分ずつではないか、
と思っていたのですが、
数学の先生は
4分の3を入院している人へ
4分の1をお見舞いした人へ
分けたのです。


それが平等ではないか、
ということでした。


実際にはこれは
平等というよりも
公正の考え方です。


今思えば、
お見舞いの品なのだから
全部、入院している人でも
いいかもしれない、
と思うのですが、
考えさせてくれた内容でした。



自分を受け入れることが、
子どもを受け入れること



『子どもというものは、
親の評価を受け入れて、
自分はそういう子なのだと思い、
そのような自己像を
形成してゆくからです。
その子が何を望み、
どんな悩みを抱えているのか、
学校生活や日常生活で
何を感じ何を考えているのか、
わたしたち大人は、
子どもの話に真剣に
耳を傾けなければなりません。
そうすれば、
子どもは自分が大切にされている、
認められ愛されていると
実感できます。

~また、親自身が
自分の欠点も長所もすべて
そのまま素直に
受け入れている人であれば、
子どもはそんな親の姿から
様々なことを学ぶことができます。
自分の不完全さを
受け入れ、
己の幸福を幸福とする親の姿が、
子どもにとっては
何よりの手本になるのです。』
(子どもが育つ魔法の言葉 P98-99)


子どもの環境は親が作っているのであり、
子どもは親を見て育ちます。
親や大人が子どもたちの環境を
作っているのですから、
まずは大人が変わらなければなりません。


大人が変わらなければ、
子どもも変わらないでしょう。


つづく。



【出典・参考】
子どもが育つ魔法の言葉
ドロシー・ロー・ノルト
レイチャル・ハリス
石井千春訳
PHP文庫



【購入先】
ネットオフ



愛や虐待も受け継がれる 第7回

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岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

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