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愛や虐待も受け継がれる 第2回、購入:ネットオフ、ドロシー・ロー・ノルト レイチャル・ハリス(石井千春訳):子どもが育つ魔法の言葉。

魔法の言葉
愛や虐待も受け継がれる 第0回
愛や虐待も受け継がれる 第1回


第2回
とげとげした家庭で育つと、
子どもは、乱暴になる


『新聞の社会面で、
子どもを虐待し、
殺してしまった親について
書かれた記事を
目にすることがあります。
けれど、
多くの人は、
それは自分とは
別世界の出来事だと
感じるはずです。
しかし、
わたしたちも、
家庭生活のなかで、
恨みや怒りの感情を
鬱屈(うっくつ)させて
しまうことがあります。』
(子ともが育つ魔法の言葉 P40)


ここでの虐待は
直接的暴力によるものですが、
虐待はそういったものだけでは
ありません。


虐待の分類は
大きく4つに分かれます。


身体的虐待
性的虐待
心理的虐待
ネグレクト


身体的虐待は
想像つきやすいでしょう。
暴力による虐待です。


性的虐待は
子どもへの性行、
性的行為の強要、
あるいはそういった行為を
見せつけるなどです。


心理的虐待は
見た目ではわかりにくく、
それが虐待とは知らずに
行っている場合もあるかもしれません。
言葉の暴力、おどし、
無視、拒否、兄弟差別などです。


ネグレクトは
育児放棄、拒否、放置などです。
食事や衣服を与えないことや
家に監禁状態、
病気でもなにもしないなどです。


こういった行為によって
傷ついた心が回復するには
相当な時間を要します。
数年~数十年、
あるいは一生、
抱えて生きるかもしれません。


日本の法律では
虐待を知ったときは(思われるときは)
通告する「義務」があります。
(児童虐待防止法 第6条)


そうしますと、
場合によっては児童相談所等が
強制的に一時保護することになります。


虐待というのは
実際には親側のストレスのはけ口が
弱い立場の子どもになっている場合が
多いのかもしれません。


育児に関して
ひとりで抱え込まなくては
いけないような状況、環境が
そこにはあるということです。
(家庭外のストレスを
子どもにぶつける親も
いますけれども)


それと
子どもは当然ながら
大人とは違うのですから
子どもが
どういう存在かというのを
理解する必要があるでしょう。


それを理解するだけで
ずいぶんと子どもの見方が
違うのではないでしょうか。


『子どもは、
敵意や憎しみのなかで育つと、
精神が不安定になります。
子どもによっては、
不安から逃れるために、
乱暴になる子もいます。
自分自身が強くなることで、
不安に打ち勝とうとするのです。
また、子どもによっては、
引っ込みじあんに
なってしまう場合もあります。
いつも不安な気持ちでいるので、
他人との対立や葛藤を
極度に恐れ、
自分の殻に
とじこもってしまうのです。』
(子ともが育つ魔法の言葉 P41)


安定していない家庭環境だと
安定を得ようとした結果
不安を抑えるために
他の子どもと
ケンカあるいはいじめをして
自分自身を承認する。


あるいは
不安を避けるために
外の世界との接続を断つ。


どちらも
不安があるかぎり、
続きそうですし、
それが時間とともに
心の形成に影響を
及ぼしていくのでしょう。


『もしも親が家庭内で
暴力をふるったり、
口汚く罵り合ったり
していたとしたら
どうでしょうか。
子どもは、
それが当たり前のことだと
思うようになってしまいます。
人生は戦場だ、
~と思うようになるのです。』
(子ともが育つ魔法の言葉 P41)


戦場だと思った子どもは
常に戦い続けるのでしょう。
相手に勝つことしか考えず、
その手段は選ばず
自己中心的に
なってしまうかもしれません。


子どもの環境である
家庭や親というのは
ずいぶんと大きな影響を
子どもに与えているようです。



感情を上手に表現する



『言葉で気持ちを
表すことができるように、
親がしつけて
ゆかなくては
ならないのです。
けれど、子どもが感情を
押し殺すようになるのは
よくないことです。
親は、怒りや欲求不満といった
子どものマイナスの感情も、
受け止めなくては
なりません。
何事もバランスが
大切なのです。』
(子ともが育つ魔法の言葉 P46)


暴力や物にあたるのではなく、
言葉で表す。
感情を押し殺さないようにする。


言葉で表したり
感情を表現する相手としては
たぶん、親や身近な人に
なりますが、
信頼関係といいますか、
本音で話せる相手、
自分の心や気持ちを
さらけ出せる相手でないと
できそうにありません。


私の子どものころは
そういった環境では
ありませんでした。


感情表現ができるような
環境というのは
昔の日本には
あったのでしょうか。
日本人は感情表現が
苦手なところがあります。
表に出さず
我慢するほうかもしれません。
個人よりも集団やまわりを
優先していたからなのでしょうか。
だから、
本音と建て前ということに
なってくるのでしょう。



子どもに正直になる



『不満やイライラや怒りといった
マイナスの感情を、
わたしたち親は
日頃どんなふうに
表に出しているのでしょうか。
子どもの前で、
むやみに感情的になるのは
もちろんよいことでは
ありません。
が、だからといって、
感情を押し殺すのも
よくありません。
子どもというものは、
親が隠そうとしても、
親の気持ちを感じ取るものです。
ですから、
子どもの前では
気持ちに嘘をつかないことが
一番いいのです。』
(子ともが育つ魔法の言葉 P48)


感情的になるのはよくないが
感情を隠すのもよくない。
このバランス感覚は
難しそうです。


本書は必ず例をあげて
説明してくれるのですが、
読んでおりますと、
感情をぶつけるのではなく、
今の感情を
子どもにわかるように
伝えています。
理由も添えて。


怒っていることを
隠すのではなく、
そのことを理由とともに伝える。


夫婦喧嘩しているところを
子どもに見られたとき
その理由をを説明する。


そうすることで
不安を取り除き
理解させることが
大切だと書かれています。


夫婦喧嘩を正直に伝えることで
共同生活での
歩み寄りと話し合いの
大切さを学ぶ、と言います。


子どものころは
そういった夫婦喧嘩を
見たことは一度もありません。
あっても
見えないところで
していたのでしょう。
というよりも
マイナス面は絶対に見せず、
それが人としての優れた評価だと
思っていたのでしょう。
他の評価や世間体ばかり
気にしていた家庭でしたので
そうやって、都合の悪いところは
すべて隠してきた結果、
一度、崩れ始めると
もろいものです。


修復能力といいますか、
対応能力といいますか、
そういったものが
備わっていなかったのかも
しれません。


改めて自分の過去の環境を
書いてみると
なんとも複雑です。



完璧な手本に
なる必要はない



『怒りの感情は
心の敵なのではなく、
うまく処理すべき
エネルギーなのだと
いうこともできます。
それを子どもに
分からせることが大切です。
怒りのエネルギーは
上手に使うとよいのです。
これは、
わたしたち自身に
とってだけではなく、
家族全員のためにも
大切なことです。
わたしたち親の日頃の
態度を見習って、
子どもは育ってゆき、
それが孫の世代まで
受け継がれてゆくのですから。』
(子ともが育つ魔法の言葉 P51)


怒りはマイナスの存在とは思わず、
その感情を素直に見つめ受け入れ
変換できれば
大きなエネルギーとなります。


文章にしてみる、というのも
よくある手法のひとつです。


私の場合、
頭の中だけで
あれこれと考えると
ぐるぐると回り始め
場合によっては暴走します。
そうしますと
心に大きく影響し、
しだいに身体にも
影響を及ぼします。


手段はいろいろありますが、
客観的になれる手段を
自分なりにあったものでいいので
用意しておくといいでしょう。


感情には
そうなる理由があるのですから
それを知り、
味方につけるのが
よいのではないでしょうか。


と書いてみたものの
実践してみると
そうは簡単にいかないのですが。


つづく。



【出典・参考】
子どもが育つ魔法の言葉
ドロシー・ロー・ノルト
レイチャル・ハリス
石井千春訳
PHP文庫



【購入先】
ネットオフ



愛や虐待も受け継がれる 第3回

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岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

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