スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

絶望の向こう側へ進むには 第16回、購入:M's EXPO、諸富祥彦:フランクル 夜と霧(NHKテレビテキスト)。

20141221_145940.jpg


絶望の向こう側へ進むには 【第0回】
【第1回】 【第2回】 【第3回】 【第4回】
【第5回】 【第6回】 【第7回】 【第8回】
【第9回】 【第10回】 【第11回】 
【第12回】 【第13回】 【第14回】
【第15回】


第2回
どんな人生にも意味がある


フランクルの心理療法は
「ロゴセラピー」
として体系化されています。


『ロゴセラピーとは、
「ロゴス(意味)による
セラピー(癒し)」という意味です。
ロゴセラピーでは、
人がみずからの
生きる意味を見出し、
人生を紡ぎあげていくのを
援助していくのです。』
(NHKテキスト フランクル夜と霧 P32)


意味による癒し。


意味を見出すことによって
生きる理由を見つける。
フランクルの考えでは
そのようになっているようです。


人は脳が発達したおかげでしょうか。
言葉を発達させ、
使うようになり、
言葉中心で
物事を考えるようになってから、
意味という存在は
人にとって大きな存在です。
理解するにも
言葉を使い、
組み立てたり、
整理したりして、
認識します。


もちろん、
言葉だけですべてのことが
認識できるわけでも
表現できるわけでも
ありません。
言葉以外で行ったほうが
良い場合もあります。


言葉は
人が作り出した道具の一つであり、
合理性があって、
言葉の組み合わせによって
意味を伝えることができます。
デザインされ、
その過程で
さまざまなものがそぎ落とされます。


そういったもので
人の頭の中、
意識の中で
構成されているわけですが、
世の中、
言葉以外の
さまざまなもので
成り立っている、
ということも
知るべきです。


言葉は
人が作り出した
方法のひとつでしかないのです。


私は
あるときから
「言葉」という存在に対し
特別扱いすることを
やめました。


言葉も
お金同様、
手段のひとつでしかない、
という考え方です。


もしかしたら、
感覚的可能性を
言葉という道具が
閉じ込めてしまっている、
かもしれません。



私にとっても
「意味」という存在は
大きいです。
生きる理由を見つけられないと、
不安になります。


そのような
考え方、心理状態だったので
フランクルの考え方は
私には合ったのです。


意味についてや
生きるということについて
自分という存在について
あれこれを考える機会が
人生の最初のほうにありました。


そういったことを
しておりましたので、
フランクルの考えを知ったとき
うまく反応したのだと思っております。



強制収容所という
人生の終わりを
思わせるような環境の中で
意味を見出して
生き抜くことは
すごく大変なことです。
フランクルはそれを
実行しました。


フランクルの理論は
強制収容所に入る前に
構築されていたようです。
生きるための3つの価値
「創造価値」
「体験価値」
「態度価値」
を考案したのは
24歳の時だそうです。(1929年)


4歳で人生の意味を問い、
16歳のとき、
論文のような手紙を
精神分析の創始者、
ジークムント・フロイトに
送っています。
フロイトに興味がなくなって
個人心理学の
アルフレート・アドラーに興味を持ち、
協会に入会するものの、
異論を唱えるフランクルは
協会から除名を言われます。


いろいろと影響を受けたけれど、
一番大きいのは
患者から学んだことだと
フランクルは言います。


20141221_145906.jpg


『「人生」は、
「人間の欲求や願望」
を実現する舞台のように
とらえています。
そのため人は
「欲望や願望中心の生き方」を
するようになり、
その結果
「絶えざる欲求不満の状態」に
追い込まれてしまうのです。』
(NHKテキスト フランクル夜と霧 P45)


利己的な欲は
より大きな欲を生み出します。
限りがありません。
欲の器がどんどんと
大きなって
欲求不満に陥ります。
満たそうと思っても
満たされず、
欲の器は大きくなるばかりだからです。


私は欲そのものを
否定するわけでは
ありませんが、
利己的な欲は
いつか飽きがきます。
満たされない感覚を
客観的に見たときに
がっかりします。


ときどきならば
いいのかもしれませんけれど、
それが他に大きく迷惑をかけたり、
相手の自由や人権を侵害したりするのは
寂しい心で残念に感じます。


そこまでして
満たさなければ
ならないものなのでしょうか。


それよりも
自分以外の
何か大切なもののために行動する、
そういったものに愛を注ぐ。
そういったことをするほうが
心は良好な状態になるのでは
ないでしょうか。


人生の3つの価値。
創造価値、体験価値、態度価値。


これらは、すべて、
なんらかの行動に対する価値です。
過程に価値がある、とも言えます。



『常にすでに送り届けられてきている
「意味と使命」を発見し、
実現していくこと。
「自分の人生には、
どんな意味が与えられており、
どんな使命が課せられているのか」
―それを発見し、
実現するように日々を
全力で生きていくこと。』
(NHKテキスト フランクル夜と霧 P47)


このフランクルの考え方で
「意味と使命」
を見つけられなかったら
どうなるのでしょうか。


ネガティブな状態のときには
そちらのほうに
向かう場合が多いかと思われます。


どうしたらよいのか。


『「幸福」という言葉を
「自己実現」という言葉に
置き換えても、
ほぼ同じことが言えます。
現代社会に生きる私たちは、
「どうすれば自分らしく
生きられるだろう」
「どうすれば自分の個性を
発揮できるだろう」と、
自分らしい生き方(自己実現)を
必死で追い求めている
ところがあります。

~もちろん、
「自分らしく生きること」は
けっして悪いことではありません。
しかし、自己実現の追及は、
幸福の追求に似て、
きりがないのです。
どこまで行っても、
けっして満足することは
ありません。
「永遠の欲求不満の状態」に
陥ってしまいます。

~フランクルは、
「自分の幸福」を追い求める
「自己中心の生き方」から、
「人生からの呼びかけ」に
応えていく
「意味と使命中心の生き方」へと、
生き方を転換することを
求めました。
幸福も自己実現も、
その結果、
おのずと生じてくるものだと
考えたのです。』
(NHKテキスト フランクル夜と霧 P56-57)


見つけられないときは
自分中心の考え方に
なっているのだと
考えられます。


そこから離れられるのか。
そこがポイントになりそうです。


自己実現よりも
自分に今、何ができるのか。
何に貢献したいのか。
何のために行動したいのか。
そうやって
あれこれとやっているうちに
見えてくるかもしれません。
考えてだめなら
とりあえず、行動してみることも
いいかもしれません。


3つの価値。
創造価値、体験価値、態度価値。
フランクルは
「意味と使命」を見つける手がかりとして
この3つの価値を
あげています。
次回はそのことについて
書かれています。


続く。



【出典・参考】
夜と霧 新版 
池田香代子訳 ヴィクトール・E・フランクル
みすず書房

NHKテレビテキスト 100分で名著
フランクル 夜と霧
諸富祥彦
NHK出版



【購入先】
夜と霧 新版
楽天ブックス

【購入先】
フランクル 夜と霧(NHKテレビテキスト)
M's EXPO(エムズエクスポ)
岩手県盛岡市みたけ3-36-1



絶望の向こう側へ進むには 第17回

検索フォーム
カテゴリリスト

各アイコンの説明。

カテゴリオープン
カテゴリクローズ
個別カテゴリ
全カテゴリオープン
全カテゴリクローズ

  • plus
  • minus
プロフィール

ウシポニ

Author:ウシポニ

岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

お知らせ、メモなど
  • 感想文の更新は終了いたしました。ブログの更新も2016年6月をもって終了いたしました。今後の更新はございません。今までありがとうございました。
最新記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。