スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日本人は調子に乗るとダメになるらしい第34回、購入:ネットオフ、半藤一利:昭和史1945-1989戦後編。

IMGP1406.jpg



【昭和史1926-1945】

日本人は調子に乗るとダメになるらしい【第0回】

【第1回】 【第2回】 【第3回】 【第4回】

【第5回】 【第6回】 【第7回】 【第8回】

【第 9 回】 【第10回】 【第11回】

【第12回】 【第13回】 【第14回】

【第15回】 【第16回】 【第17回】



【昭和史1945-1989戦後編】

【第18回】 【第19回】 【第20回】

【第21回】 【第22回】 【第23回】

【第24回】 【第25回】 【第26回】

【第27回】 【第28回】 【第29回】

【第30回】 【第31回】 【第32回】

【第33回】


昭和史の内容の復習と
感想を書いています。
参考・出典はほとんど
昭和史1945-1989戦後編
半藤一利
平凡社です。


まとめの章
日本はこれからどうなるのか


昭和47年(1972)まできました。
でも昭和は64年(1989)まで
ありますから、
あと17年も残っているわけです。
ところが、です。
これをいちいち丁寧に
やっていたのでは
膨大な話になりますし、
なにより、
ここから先は
皆さんがご自身で生きてきた、
"現代史"なんです。


それに実際問題としては、
データが完全に出切っていない
可能性があります。
国際的にも
情報公開法といって、
30年間は資料を出さないことが
認められています。
(ただし諜報関係の資料は例外で、
30年以後も出てきませんが。)


ですからこのあとの時代は、
これからぼつぼつ資料が
出はじめるわけです。
これ以降のことを
お話してから
新たな資料が出てきて
「お前の話と全然違うじゃないか」
と言われる可能性も
山ほどあります。


ここでは
「現代史はまだ歴史に
なっていない」
と解釈し、
以下は大雑把に
「まとめる」というかたちで
お話したいと思います。
(2006年1月11日に
話されていると思われます)


沖縄返還で戦後日本は終わり、
新しい日本の歴史がはじまりました。
同時に佐藤内閣は終わり、
昭和47年(1972)6月に
佐藤さんは辞意を表明します。


7月7日、田中内閣が成立します。
角さんとくれば
「日本列島改造論」
すなわち、地域開発の推進、
日中国交正常化という
大仕事をすぐにやりました。


昭和48年(1973)春ぐらいから
政策を強力に実行していきました。
公共事業は支出が
前年比32%増の大規模なものとなり、
老人医療をタダにする法案、
老齢年金の大幅増加など、
福祉に力を入れ、
昭和48年は日本の福祉元年とさえ
呼ばれました。


日本は2度の石油ショックを
経験しました。
1回目が昭和48年10月に
勃発した第4次中東戦争に
よるものです。


トイレットペーパーが
買い占めされ
洗剤、砂糖、塩、醤油、
灯油……
日常生活用品が
すべてなくなるといわれました。


電力制限というので
銀座のネオンもすべて消え、
テレビも11時まででしたか、
深夜放送がなくなります。


日本はたいへんな
高度経済成長はしましたが、
資源的には何もない小国です。
ものが入ってこなくなったり、
ちょっと蛇口を締められれば
金があっても何も買えなくなる。
そういう国ですから、
この時はとにかく
ガマン、ガマンで、
家の中でじっとしている以外
ありませんでした。


ところがこれが
かえってよかったのです。
反省する機会を得たのです。
われわれは永遠に
右肩上がりで走り続けられると
思うのは間違いで、
外部的な条件で
たちまち窮地に
立たされることを知った。
ここはもう1度
しっかりと自分たちの
生活を見直して、
暴走せず、節約し、貯蓄に励み、
贅肉をそぎ落とす、
そして高度成長の
水ぶくれ体質を引き締めたほうが
いいのではないかと、
この時、日本人は実に
一生懸命にガマンしました。
そしてそれによって、
世界的な石油ショックから
いち早く脱したのです。


昭和49年(1974)5月
セブン・イレブンの
第1号店が開店し、
以後国民の生活を
全体的に変えてゆきます。


それまでの鉄鋼や石油産業といった
でっかく重たい産業から
コンピュータなどソフト産業に
取って代わり、
半導体など新技術による
新製品が世界の先端を切って
ぞくぞく登場します。


コピー機、コンピュータ、
ファクシミリ、ワープロ、
OA4種の神器だそうです。
パーソナル電卓、デジタル時計、
家庭用VTR、
電話のダイヤルが全国的に
自動化されます。
この結果、情報の大量かつ
高速処理が可能となり、
情報化時代が
駆け足でやってきたのです。


昭和54年(1979)2月、
イラン・イスラム革命後、
原油価格の引き上げを要求しました。
第2の石油ショックです。


日本ではガソリンスタンドの
日曜祝日前面休業など、
巧みに節約の先手を打って対応し、
乗り切ったのです。
この時にはやった言葉が
「省エネ」でした。


そして昭和58年(1983)から
昭和の終焉、国際化の時代と
言えるかと思います。
自動車やエレクトロニクスを
中心とする産業へと切り替え、
輸出国家へと転換していきます。



昭和は改元されて
平成となりました。
その後、
バブルがはじけてしまいます。


IMGP1407.jpg


著者の半藤さんは
昭和の歴史の流れを
おさらいしながら
まとめられていますが、
その中で気になった
ところがありますので、
書いてみます。


国をふたたび滅亡へ
向わせないためには
どうすればいいか。


これは私なんかには
手に余る難問です。


でも1つだけ
言えるのは、
官僚計画経済国家では
どうにもならない
ということです。
金属疲労を
起こしてしまっています。


長くつづくと
権力は腐敗します。


バブル経済崩壊後の日本人が
やっていることは
ノモンハン、
つまり戦前の時代と
変わらないんじゃないか。
やはり幻想的であり、
独善的であり、
泥縄的というところが
あるということ。
これは戦前の昭和史の結論で
話したことでもあります。


最初の頃はじつに熱心で
誠実だった官僚も、
二代目、三代目になってくると
やはり官僚は官僚と言いますか、
戦争中の官僚である軍人、
参謀連中がやったのと
同じようなことを
繰り返してしまう、
そう言えるんじゃないでしょうか。


根拠なき自己過信をもち、
実に驕慢(きょうまん)なる
無知であり、
底知れぬ無責任であるということです。


バブルがはじけてから10年間で
私たちがみたのは、
政・官・財の
まったくの無責任でした。


戦争中の軍人同様、
官僚というのは
往々にして
自分たちのいるところだけでしか
責任を感じないんですね。
自分たちの組織を護るためにしか
動かない。
さらに言うと、
その組織内の論理や
習慣にのみ従って
新しい発想をまったく生もうしない。
ですから何か問題が起こった時に
即座に有効な対策が出せず、
常に後手後手にまわる。
かつての軍人が
まったくそうであり、
同時にバブルがはじけ飛んだ後の
私たちの周りの官僚および政治家、
財界人もそうなんだと
言わざる得ません。


現在の日本をみますと、
政治家はほとんど
二代目、三代目で苦労知らず、
官僚はエリート意識と
出世欲のかたまりみたいなもので、
一種の偏差値優等生の集団です。


この人たちが
先に説明しました
官僚経済国家、
官僚統制システムの中にあって
自分たちの好きなように
裁量行政ができる、
さらに情報を独立し、
人事の勝手なルールをつくる
(天下りです)、
そしてお金も独占している。


60年代に非常に安定的な
経済成長をつくったシステムを、
かつての人たちとは
違ってしまった官僚が
握るうちに、
なんともおかしな国家が
出来上がったのかなと
思えてくるのです。



今の日本に必要なのは何か?


1つには、無私になれるのか。
マジメさを取り戻せるか。
日本人皆が私を捨てて、
もう一度国を新しくつくるための
努力と知恵を絞ることができるか。
その覚悟を固められるか。


2つめに、
小さな箱から出る勇気。
自分たちの組織だけを守るとか、
組織の論理や慣習に従うとか、
小さなところで
威張っているのではなく、
そこから出ていく勇気があるか。


3つめとして、
大局観な展望能力。
ものごとを世界的に、
地球規模で展望する力があるか。
そのためにも
大いに勉強することが
大事でしょう。


4つめに、
他人様に頼らないで、
世界に通用する知識や
情報をもてるか。


さらに5つめ、
「君は功を成せ、
われは大事を成す」(吉田松陰)
という悠然たる
風格をもつことができるか、


現在の日本に足りないのは
そういったものであって、
決して軍事力では
ないと私は思います。


日本よ、いつまでも平和で
穏やかな国であれ。


長い間、
どうもありがとうございました。



本書はここで
終了しております。


角栄さんの政策、
公共事業と福祉が
書かれています。
過疎・過密地域の解消と
いうことらしいのですが、
その後の
スタグフレーションまで
同じになってしまうのは
困ります。


現在の日本を見ていますと
ケインズ的な公共工事(ハード)は
成熟社会には
どうやら合わないようです。
効果がないわけでは
ないようですが、
限度があるようです。
とりあえず造る、
という発想は
卒業しなければなりません。
必要ないものは
いりません。
負担になるだけです。



オイルショック時に
ネオンが消え、
深夜放送が無くなった、
というのは聞いていましたが、
日本の危機のときに
国民全員が一致協力する姿は
東日本大震災でもそうでしたが、
そういう一面は
すごいところです。
思いやりの精神が
あるからでしょう。
自分さえよければよい、
ということには
ならないんです。



けれど、別の視点から
考えてみますと
切羽詰まらないと
行動しない、
という一面があるかもしれません。


見えるもの、
実感できるものでないと
判断しない、行動しない、
という日本人の特徴が
あるかもしれません。


本書では
オイルショックのときに
日本人は反省する機会を得た
と書いております。


右肩上がりばかりではない
ということですが、
結局、バブルは
はじけてしまいました。


よく世間では
バブルは30年経たないと
やってこない、
という話があるようで、
世代が変われば
バブル的失敗を知らないので
また同じ過ちを
繰り返すというのが
その根拠らしいです。


これが本当かどうかは
わかりませんが、
バブルの規模は別にして
起こるとすれば、
想像できるのは
2020年あたりの
オリンピックバブルで
前回のバブルから
だいたい30年ですし、
現在、海外の投資家、富裕層
特に中国などアジア系の方々が
東京は今が底値とばかりに
買っているようです。
最近の日本の金融緩和で
銀行のカネ余りがさらに増えましたし、
それはどこに向かうのでしょうか。
地方からは
見えにくいところですので
よくわからないことが
多いのですが、
どうなるでしょうか。


日本もバブル時に
アメリカの不動産を
買いまくっていた時期を
思い出します。
東京23区で
アメリカ全土が買えるという
土地神話の時代です。


中国の場合、
基本的には土地は国のもので
国から借りているにすぎないので
土地を買うというのは
日本人の感覚とは
別のものがあるかもしれません。



官僚批判が書かれています。
最初はよかったようですが、
二代目、三代目になるにつれ
腐敗が進んで
優秀な官僚を輩出して時代とは
違ってしまったようです。


最近は官僚主導から政治主導
と言われておりますが、
それで変われるでしょうか。


官僚が主導権を握れるのは
政治家のほうが弱くなった
と言えるのではないでしょうか。
官僚からしたら、
自分の保身しか考えない
政治家ほど扱いやすいものは
ありません。


それに事務方を
批判したところで
国家運営には必要な
人材でもあります。


どちらが上で
どちらが下。


こういった主従関係を
いつまでも
争っているようでは
変わらないような気がします。


相手をコントロールしようとする
考え方では
コントロールされる側は
反発を生み、
信頼関係はできません。


縦割りの弊害というのは
あるでしょうから、
組織のあり方を
変える必要性はあるでしょう。


閉鎖的組織が
腐敗しやすいというは
過去からもわかるでしょう。
考え方は固定化し、
時代についていけないようです。



今の日本に必要なのは何か?
というのは、
感想文で似たようなことを
書いておりますので
特には書きません。



日本国民の政治不信が
ここまでひどいことに
なっているのは
非常に残念です。


過去の私も
そうではありましたし、
現在でもあります。


もちろん、
個々でみれば
期待したい人たちはいます。


信用できないことが
政治に対して
無関心を加速させ、
無関心の政治は
何をやっても
関与されない政治ですので
無責任の政治になり、
政治放任は
自由勝手な無秩序の
政治になり、
腐敗は進むという
政治のデフレのような、
腐敗連鎖が
出来あがるわけです。


無責任の政治、
信用できない政治、
と日本人は言いますけれど、
その政治を生みだしたのは
日本人である、という
自覚は持っていないでしょう。


そういうことなんです。


無責任な日本人が
今の政治を生み出しているのです。


今のような政治に対して
日本国民には
責任はない、なんて
思っているような考え方が
無責任そのものなんです。


無関心、無責任の
日本国民。


それは無責任の政治を生み、
無秩序の政治に変化させ、
権力を自由にできる
独裁の扉を作ってしまうのです。


小さな部屋の中で
限らた人たちだけで
すべてが決められてしまう。


その決定されたことに
理解してくれ、と
命令してくるのです。


これは
戦時の軍部と同じ構造です。


日本人は結局、
何も変わっていなかったのでしょうか。



現在の選挙が
どのような方向になるのか
わかりません。


けれど、
今回の選挙はいつもの選挙とは
意味合いが違います。


興味がない
選挙だというのは
見ていてわかりますし、
正直、うんざりしています。


同じことしかいいませんし、
表面的なことしかいいません。


エンターテイメント的な
お祭り的な要素が
まったくない選挙で、
どちらが勝つか負けるか、
という競技的なところは
マスコミだけが
騒いでいるだけで、
それを除けば
飾りが少ない選挙です。


けれど、
これが本来の姿なのかもしれません。


争点がひとつしかない、なんて
おかしなことなんです。
どんどん、課題が山積する時代に
争点がひとつしかないなんて
そこまで単純な国ではありません。
悩まない選挙のほうが
おかしいのです。


これから日本の未来が
どのような方向で
進んでいくのか、
という


日本の未来の選択


を今しているところなんです。



票を投じるというのは
これから生きていく
未来の日本に
自分の意志を
投じるということです。


ようやく、
それぞれが
考える機会を
与えられたのでは
ないでしょうか。


日本の民主主義が
1歩進みだしそうな
感じもしているんです。



投票しないというのは
未来の日本に
参加しないということです。


参加した者にだけ
政治に文句を言えるんです。


白票や棄権は
影響がまったくないですから
日本の未来が
どのようになろうと
受け入れます、
と言っているようなもので、
政治に対して
文句や意見、批判を言える権利は
無いに等しいでしょう。



私は
どちらが勝つか負けるか
というよりも
投票率のほうが気になっています。


様々な出来事が
あったのにも関わらず、
無関心のままでいるというのは
日本の未来を危惧します。


投票する先がない
という人もいるでしょう。
それはわかりますけれど、
100%ぴったり合う、
というのは
通常の世の中見渡しても
ありません。


選択しなければ
ならない場面というのは
人生の中であります。


日本の未来も
選択しなければ
先に進めないんです。


投票して
文句を言ったらいいんです。


文句言うために
投票したらいいんです。


それは無関心よりも
良いことです。


今回の選挙が
日本の民主主義の
第1歩となることを
期待しております。



今回で昭和史戦後編の
感想文も最後となります。


昭和史、昭和史戦後編、
この2冊と
約6カ月も向き合うことに
なるとは思いませんでした。


梅雨前に書き始め、
仕事場の往復と
感想文の毎日で、
ほぼ、それだけで
半年が過ぎました。


本来、このブログは
地域のことを
中心に書いていたですが、
ずいぶんと変わりました。


私自身も
いろいろと勉強させていただき、
考え方や感じ方、
物の見方など
いろいろと変化することが
できました。


このブログを書いていて
毎年何かしらの成長を
感じていたのですが
今年も成長できたような
気がしています。


本気で向き合ったからこそ
だと思っております。


やはり、
心を動かすのは
心だけのようですし、
素直さと継続は
大事な要素です。


そして、
自分を変えることが
まわりを変えることに
つながる、
ということも
実感できました。


日本人の考察に関しては
昔からあれこれと
考えていたことで、
それが今回の感想文に
使うことができたのは
よかったです。


考えても
アウトプットの機会は
ないのではないか
と思っておりました。


アウトプットできたことで
もう少し先に進めそうです。


日本人考察に関しては
まだまだ
出しきれていないところが
ありますので、
機会がありましたら、
書いてみたいと思います。



次回も本の感想を
予定しておりますが
心理系になるかもしれません。


約6カ月もやっておりましたので
少しお休みをいただき、
再開します。



本書との出会いは
私にとって
大きな影響を
受けることになりました。


政治と歴史、戦争という
扉を開けてくださいました。


勉強をさせていただきました。


ありがとうございました。



【参考・出典】
昭和史1945-1989戦後編
半藤一利
平凡社



【購入先】
ネットオフ
http://www.netoff.co.jp/index.jsp

検索フォーム
カテゴリリスト

各アイコンの説明。

カテゴリオープン
カテゴリクローズ
個別カテゴリ
全カテゴリオープン
全カテゴリクローズ

  • plus
  • minus
プロフィール

ウシポニ

Author:ウシポニ

岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

お知らせ、メモなど
  • 感想文の更新は終了いたしました。ブログの更新も2016年6月をもって終了いたしました。今後の更新はございません。今までありがとうございました。
最新記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。