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大人が変わらなければ子供のいじめはなくならない、楽天ブックス(幻冬舎新書)、いじめと探偵 阿部泰尚。

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これは
今の時代の子どもたちの
いじめというものが
現場でどのように行われているか
ということを
知ることのできる
本かもしれません。


今回は読書感想文です。



いじめと探偵 阿部泰尚 幻冬舎新書



まず、ここで前置きをさせていただきますと、
ここで登場する探偵
T.I.U.総合探偵社の代表である阿部さんや
そこで働く人々は
いじめをはじめとした
弱者の立場にある人に対し
助けたいという
強く熱い気持ちを持っている
人々の集まりであり、
そういったことに
向き合う覚悟のある人々です。
当然ながら仕事として行っており、
探偵業務範囲内での行動とはなるのですが、
自分の立場や範囲をわきまえつつ
理解した上で
真剣に向き合っています。
いじめに対する調査は
利益はなく、
無償に近いかたちで行われます。


こちらの探偵社は
子供と接する場面が多くあります。
いじめ調査以外でも
子供の家出捜索、
虐待の調査などあります。


浮気だって、
本人やそのパートナーだけの問題ではなく
一番の被害者はその子供たちです。
その精神的影響は大きく、
心の成長にも大きく関わってきます。
離婚した場合の子どもの影響もそうですが、
片親での貧困問題というのも
最近では報道で見かけます。


こういった
様々な調査をしているので、
子供という存在が
どういう存在なのか、
ということを知っていて
子供たちと向き合って
きちんと信頼関係を結べる人たちです。


心に傷を受けた子供が
回復に向かうのにどれだけ大変か
ということを知っている人たちです。


子どもたちに
真剣に向き合っている
人たちなのです。



いじめと探偵



これが本のタイトルです。


この探偵社は
探偵として日本で初めていじめ調査を
行った会社となっているようです。
世間では
いじめに探偵が介入すると
すぐに批判的になる人がいますけれど
探偵が登場しなければならない
社会的環境がそこにはあって
この本の著者でもある
T.I.U.総合探偵社の代表である阿部さんも
探偵が出てこないような状況のほうが
良いと思っています。



この探偵社のいじめ調査方法を
他の探偵社が行うのは難しいでしょう。


大手の探偵社とは
規模の面では違いますが、
その調査能力は
東京でも屈指と言われるほどのようです。


例えば、
他の探偵社で失敗に終わった調査が
探偵社経由で依頼がきます。
プロの探偵が依頼する探偵社なのです。
しかも、そういった依頼内容は
調査に一度失敗しているため
対象者が警戒心を強く
難易度が高くなっているのですが、
調査を成功させるようです。


T.I.U.総合探偵社は
当事者録音という方法を得意としています。
これはいじめ調査で証拠集めとして
使われるのですが
もともとは、セクハラ、パワハラ、
DV、虐待など
外からは見えない場所、室内で行われる
傷つける行為に対し
証拠を集めるために
使われていた手法です。


当事者、つまりは被害者自身が
傷つく過程を
映像や音声で残します。
裁判でも使えるレベルの証拠です。


もちろん、本人の意思にまかせ、
同意のもとに行います。


行う場合は、
相手に気付かれないように
なんどもレクチャーされ
自然に出来るようになるまで
練習をするそうです。


録音、録画する機材も
相手に見つけれたことはないようです。
独自に開発がされているようで
SDガードにも仕込めるレベルのようです。
(約縦30mm横20mm厚さ2mm)


いじめの当事者録音では
相手にばれたことは一回もないそうです。



代表本人が
公認のカウンセラーでもあり、
多くの傷ついた人々と接してきています。


学生や子どもと接する機会も多く
犠牲になってきた子どもたちと
向き合ってきたようです。


優れた調査能力があり、
様々な種類の調査経験があり、
証拠を残す技術や優れた機材があって
人のこころと向き合い
弱い立場の人々のために
行動してきた意識と
巧妙な隠ぺいによって
見えにくくなったいじめという
社会の状況が
この探偵社に


いじめ調査


というものと出合わせたのは
偶然ではないでしょう。



私がT.I.U.総合探偵社を知るようになったのは
10年くらい前になります。
当時、様々なメルマガを購読するなかで
興味本位でこちらのメルマガも購読したのですが、
今では、その当時購読したメルマガの中で
唯一、今でも読み続けているメルマガです。


メルマガの最初には
こう書かれています。


「ギリギリ探偵白書」は、
T.I.U.総合探偵社のメンバーが
実際に体験した調査を
ご依頼者様の許可を得て作成されています。
(メルマガ-ギリギリ探偵白書より)


内容は事実をもとに書かれています。
メルマガに書くことを許可すると
調査依頼料が割引になる制度があります。
実際にそのまま書くわけでなく、
2~3割は手を加えて
依頼者を特定できないように配慮したり、
読みやすくなるように
フィクション部分が加わるようですが、
7~8割は本当のようです。


現代の探偵はどのようなことをしているのか。
現実の探偵がどのようなことをしているのか。


子どものころ、
マンガ、アニメ、ドラマ、小説
といった場面によく登場する「探偵」。


よく殺人現場に登場し、
難事件を推理によって
犯人を特定し、追いつめ、解決していく。


そんな探偵もいれば、
ハードボイルドな探偵のイメージ、
ちょっと小さな個人事務所にタバコ。
茶色いお酒を好み
移動手段の車やバイクは
ヨーロッパのレトロデザイン。
人間模様が垣間見えたり。


けれど、
実際の探偵の主な仕事は


「浮気調査」


でした。


物語の世界とは違い
現実的でドロドロとした世界です。
これは衝撃でした。


証拠をビデオやカメラで残し、
詳細な調査報告書を作成し、
裁判でも使えるものを残す。
それを依頼者に渡すまでが仕事です。
その調査報告書がどのように使われるのか、
その後、どのような展開になり、
結果になるのか。
そこまでは関わりません。
調査するのが仕事です。


物語の探偵とは違うのですが、
共通しているところもあります。


たとえば、
シャーロックホームズのように
部屋に入ってきた人を見ただけで
その人がどのような職業で
どこの出身で
朝、どのような行動をしたのか
性格や知能レベルまで
見抜いてしまうようなことはありませんが、
小さな言動、態度、服装、会話の仕方
ちょっとした表情の変化など
観察、洞察することに長けていて
そういったことから現在の心理状態を把握し、
相手が求めていることや
どのような行動に出るかを予測し、
場合によっては
突発的な行動にも対処します。


名探偵コナンのように
蝶ネクタイがマイクになったり、
時計から睡眠を促す針が飛びだしたり
サッカーボールが突然大きくなり
スニーカーが蹴るパワーを増大させるような
未来的道具はありませんが、
数ミリの厚さのものに
カメラを仕込むことが出来たり
センサー付きの自動録画、
超望遠のカメラやビデオ
録音機材があったり、
IT関係、ネットにも強く
パソコンデータ、
ハードディスクや携帯電話の
解析はもちろん、
調査用のプログラムなども組んで
使用します。
これらの行為は
関連の法律を熟知して、
法に触れることのないように
調査をします。



浮気調査だけの探偵社ならば
メルマガをここまで続けて読まないかもしれません。


やはり、


気持ち


に動かされるのです。



この探偵社は
ちょっと踏み込んだものも扱っています。


詐欺、
ストーカー
産業スパイ
虐待、DV、いじめ
失踪人の捜索、
場合によっては
裏の人間たちと対峙しなければ
ならない場合もあります。


こういった行動の
原動力は
助けを求めている人に対して
本当に助けたいという想いです。
その姿に
惹きつけられるのです。



警察などの公的機関に任せれば
いいではないか、と
思うかもしれません。


けれど、
警察にできないこと、動けないこと、
依頼側も
言えないこと、見られたくないこと、
おおやけにしたくないこと、
様々な事情があります。


詐欺の場合、
お金を取り戻すことが目的であり
刑事告訴することが目的ではありません。
見つけ出し、追いつめ、交渉し、
お金を返してもらいます。
警察に突き出すことを
交渉カードのひとつとして使うようです。


ストーカーの場合
最近の報道でもわかるように
ストーカー規制法などというものがあっても
結局、事が起こらないと行動できないのが
警察です。
口頭注意とアドバイスぐらいで
最終的に殺人というかたちで
ニュースに出てきます。


虐待ですと
最近は児童相談所などの
権限は強くなり
子どもの命に危険があると判断すれば
強制的に保護できるようになりましたが、
昔は権限が弱く
存在意義を疑われるような存在でした。
ただ、強制介入はいろいろと
意見がわかれているようです。
探偵の場合、調査能力に長けていますので
虐待されているかどうかを
見分けることができます。
(児童虐待防止法により
児童虐待を見つけたら通報する
義務があります。)


家出人の捜索は
一般家出人、自分の意思で家を出た人は
警察は基本、捜索しません。


探偵の仕事は調査です。
証拠を残すことです。
知ることであり、
事実をはっきりとさせることです。
知ることで
次の行動を起こすことができるでしょう。



今回はいじめに特化した本です。


いじめに対して憤りを感じ
何とかしたいと思っている人間が
職業柄それを証拠を残す能力に長けていて
その過程でいじめの実態を知るようになった。
その実態を世間に知ってほしい、
いじめが少しでなくなってほしい、
という気持ちから出版されたものだと
私は受け取っています。


彼は本気になって行動しています。
睡眠時間がほとんどなく、
あまりにもハードワークすぎて
いつも心配になります。
ときには命の危険にさらされるような
場合もあります。
利益抜きで
子供たちのために行動する姿や心を
感じとってほしいと思います。


探偵だから見える現実です。
そして、すべて事実です。


内容の引用・参考は


いじめと探偵 阿部泰尚 幻冬舎新書


からです。



~「子供がいじめられているというなら、
その証拠を持ってこい。
証拠がなければ学校は動けない」と言われた~
(9ページ「はじめに」から)



続きは
自己責任でお読みください。



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Author:ウシポニ

岩手県盛岡市在住。もりおかの中から感じたことを書いております。個人的なブログです。【このブログについて】

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